“大和”魂のAndroidタブレットデバイスはここが違う!──ThinkPad Tablet技術説明会:これがプロフェッショナルツールだ!(1/3 ページ)
ビジネス利用を重視したThinkPad Tabletは、後発のAndroidタブレットデバイスながら、「ほかのものとはわけが違う」という。なにがいったいどう違うのか?
それでは、ただの“ぜいたく品”です
レノボ・ジャパンは、法人ユーザー向けに出荷を開始した「ThinkPad Tablet」の技術説明会を9月29日に行った。説明会では、同社が考えるThinkPad Tabletのターゲットユーザーとその利用方法、ハードウェアとソフトウェアのそれぞれでビジネス利用に向けたThinkPad Tabletの独自性が紹介された。
同社製品事業部 プロダクトマネージャー ThinkPad製品担当の土居憲太郎氏は、ThinkPad Tabletが想定するユーザーと利用場面について語った。土居氏は、「スケジュールや連絡先などの情報管理だけに使うなら、タブレットデバイスは“ぜいたく”な機械に過ぎない」と述べる一方で、「PCで行っている仕事が、タブレットデバイスにすべて置き換わるものではない。もし、そうできたのなら、いま使っているPCが、ただの“ぜいたく”品だったのだ」と、ビジネスで使うタブレットデバイスは、従来の携帯情報端末でもなく、PCの代用でもない、新しい利用場面でこそ価値がある主張する。
土居氏は、多くの企業が策定している「事業継続計画」(BCP)で、省電力性能、特にピークシフト機能に対応したPCを求めているが、その一方で、専用のPCをスタッフ全員に行き渡らせていない企業では、個人専用端末としてタブレットデバイスを考えており、その利用方法も、社外に出ているスタッフが社内のPCにリモートアクセスしたり、なんらかのトラブルで会社にいけなくなったスタッフがバックアップマシンとすることを想定している事例を紹介した。
医療やフィールドワークの特定業務では、専用のタブレット端末を用意するケースが多かったが、専用の端末は業務利用に特化できる半面、価格が高いため導入の負担が大きいというデメリットもある。そのため、汎用のタブレットデバイスに移行して、導入コストを抑えたいという需要が増えている。
また、タブレット機能をもったコンバーチブルタイプのノートPCのユーザーには、特に欧米で最近増えている“エレベータープレゼンテーション”のような、移動中で行う数十秒のプレゼンテーションや電子サインなどの利用で、汎用タブレットデバイスに移行するユーザーが多いという。
土居氏は、ここで紹介したような利用場面で、ThinkPad Tabletの“可能性”があると訴求する。
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