「VAIO Z Canvas」の圧倒的パフォーマンスを徹底検証する:VAIO Z/Pro 13と横並び比較(7/7 ページ)
数あるPCブランドでも高性能なモバイルPCに定評あるVAIO。モンスタータブレットこと「VAIO Z Canvs」は、既存の「VAIO Z」や「VAIO Pro 13」といった人気モデルに比べてどれくらいの性能を実現できているのだろうか? 横並びで徹底検証した。
まさに究極の性能を備えた「モンスタータブレット」
以上、VAIO Z Canvasのパフォーマンスを中心に検証した。キーボードを内蔵していないぶん実装面積には余裕があるとはいえ、持ち運びが苦にならないA4ジャストサイズのコンパクトボディに、TDP 47ワットの4コア/8スレッド対応Core i7を搭載し、その性能をキッチリと引き出しているのは見事だ。
さらに、Iris Pro Graphics 5200のグラフィックス性能、PCI Express 3.0 x4接続の超高速SSDによるストレージ性能に加えて、決して短くはない実用十分なバッテリー駆動時間、パフォーマンス志向のモバイルPCとしてはむしろ静粛な部類に入る動作音、そしてボディの発熱も実用上問題ないレベルに抑えられており、全体的にパフォーマンス重視でありながら高水準なバランスが保たれている。
今回は単純にハードウェアスペックの性能面を検証したわけだが、VAIO Z Canvasにはプロクリエイターの意見を採り入れて作り込んだペンまわりの機能も大きな差異化要因になっており、これでしか実現できないクリエイティブな体験が得られるという点で、税別24万9800円から(評価機の構成で性別31万9800円)という価格も納得がいく。
特に性能面においては文句のつけようがない仕上がりなので、クリエイター層に限らず、とにかく持ち運びやすい極上パフォーマンスのマシンが欲しいというモバイルPC愛好家にとっても、VAIO Z(VJZ13A1)とともに検討候補となる1台だろう。
スペック詳細:VAIO Z(VJZ13A1)/M(Middle) SKU
VAIO Z(VJZ13A1)の主な仕様 | |
---|---|
製品名 | VAIO Z(VJZ13A1)/M(Middle) SKU |
メーカー | VAIO |
OS | 64ビット版Windows 8.1 Pro Update |
本体サイズ(幅×高さ×厚さ) | 本体:約301×213×13.6ミリ、キーボード:約301×213×4.4ミリ |
重量(実測値) | 本体:約1.21キロ(1177グラム)、キーボード:約340グラム(339グラム) |
画面サイズ(液晶方式) | 12.3型ワイド(IPS) |
アスペクト比 | 3:2 |
タッチパネル | 静電容量式 |
デジタイザ | 搭載(N-Trig製/VAIO独自チューニング) |
ディスプレイ解像度 | 2560×1704ピクセル(約250ppi) |
CPU(コア数/スレッド数) | Core i7-4770HQ(4/8) |
動作周波数(最大) | 2.2GHz(3.4GHz) |
チップセット | CPU内蔵 |
vPro | − |
GPU | Intel Iris Pro Graphics 5200 |
メインメモリ | 16Gバイト(DDR3L-1600 SDRAM) |
メモリチャンネル数 | デュアルチャンネル |
メモリスロット(空きスロット数) | オンボード(0) |
ストレージ(評価機実装) | 512Gバイト(Samsung「MZHPV512HDGL-00000」) |
ストレージフォームファクタ | M.2 |
ストレージ接続インタフェース | PCI Express 3.0 x4 |
光学ドライブ | − |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Bluetooth 4.0 |
NFC | − |
センサー | 加速度、ジャイロ、地磁気 |
有線LAN | 1000BASE-T |
ワイヤレスWAN | − |
キーボード | 日本語87キー/ワイヤレス(RF方式) |
キートップ仕様・形状 | アイソレーション |
キーピッチ | 約19(横)×18.5(縦)ミリ(縦ピッチは実測値) |
キーストローク | 約1.35ミリ |
ポインティングデバイス | クリックパッド(左右ボタン一体型) |
主なインタフェース | USB 3.0×2(1基は電源オフチャージ対応)、Mini DisplayPort出力、HDMI出力、ヘッドフォン/マイク兼用端子(3.5ミリ)、Webカメラ(イン92万画素/メイン799万画素) |
メモリカードスロット | SDメモリーカード(SDXC対応、UHS-I、UHS-II対応) |
SIMカードスロット | − |
その他カードスロット | − |
スピーカー(音質補正ソフトウェア) | ステレオ |
マイク | モノラル |
指紋センサー | − |
セキュリティチップ | TPM 1.2 |
セキュリティロックポート | − |
バッテリー動作時間 | JEITA 2.0:約6.7〜7.6時間、JEITA 1.0:約7.2〜8.5時間 |
バッテリー仕様 | 63ワットアワー |
ACアダプタ実測サイズ(幅×奥行き×高さ) | 45×105×27ミリ(突起部除く) |
ACアダプタ実測重量(本体のみ/ケーブル込み) | 196グラム/239グラム |
ACアダプタ出力仕様 | 65ワット出力、定格19.5ボルト/3.3アンペア |
ACアダプタ対応電圧 | 100〜240ボルト(50/60Hz) |
DC端子形状 | 丸形 |
プラグケーブル端子形状(ACアダプタ側) | 2ピンメガネ型 |
防水/防滴 | −/- |
カラーバリエーション | シルバー |
オフィススイート | −(有償でOffice Premium選択可) |
クリエイティブソフト | −(有償でAdobe CCなど選択可) |
直販価格 | 31万9800円(税別/配送料込) |
発売日 | 2015年5月29日 |
関連キーワード
VAIO | タブレット | クリエイター | VAIO Z Canvas | 高密度実装 | タブレットPC | カラーマネジメント | Windowsタブレット | Adobe RGB | Intel Iris Graphics
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