「iOS 10」、9月13日から配信
iOSデバイス向けの最新OS「iOS 10」の配信日が9月13日(日本時間では14日)に決定。iPhone 5以降が対象。ロック画面、Siri、写真アプリ、マップアプリ、Apple Music、メッセージアプリなどが拡張される。
Appleが9月8日(現地時間)、米サンフランシスコで開催されたイベントで、「iOS 10」の配信日を発表した。iOS 10は9月13日から配信される。なお日本時間では14日からの配信となる。
iOS 10の対応機種は以下の通り。
- iPhone……iPhone 5、iPhone 5c、iPhone 5s、iPhone SE、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 6s、iPhone 6s Plus
- iPod touch……iPod touch(第6世代以降)
- iPad……iPad Pro(12.9型)、iPad Pro(9.7型)、iPad(第4世代)、iPad Air、iPad Air 2、iPad mini 2、iPad mini 3、iPad mini 4
iOS 9の対象機種だったiPhone 4s、iPad 2、iPad(第3世代)、iPad mini、iPod touch(第5世代)は、iOS 10では対象外となった。
Appleが「過去最大のリリース」とアピールするiOS 10では、ロック画面、Siri、写真アプリ、マップアプリ、Apple Music、メッセージアプリなどが拡張される。
ロック画面のデザインが一新され、左スワイプでカメラが起動し、右スワイプでウィジェットを呼び出せる。ロック画面上で写真や動画を見たり、「メッセージ」アプリにアクセスして返信をしたりと、ロックを解除せずに「できること」が増えた。
Siriとサードパーティー製のアプリが連携し、SNSアプリでメッセージを送ったり、タクシー配車アプリで依頼したりできる。
写真アプリでは、人物やイベントごとに写真を分類できるようになる。マップアプリでは、カレンダーに登録した予定から、どこへ行くべきか、どのルートが最も早いかを提案してくれる。
Apple MusicはUIを簡素化するほか、最近更新したライブラリの表示や、再生している曲の歌詞表示にも対応する。
メッセージアプリでは、URLのプレビュー表示、メッセージ内の動画再生、絵文字の3倍拡大・予測変換、フキダシの効果変更、手書きや全画面効果などが可能になる。
iOSデバイスから自宅の家電を操作できる「HomeKit」では、専用の「ホーム」アプリを用意し、複数の家電をまとめて操作できるようになる。
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