美少女新入社員が選ぶ“乙女携帯”──au、ソフトバンク編
配属1カ月を迎えた美少女新入社員。相変わらずまともに仕事ができないのはなぜだ。どうしようもないので先週に引き続き、2008夏モデル携帯から乙女携帯を探すことにした。
ITmedia+DWeekly Access Top10
2008年06月02日〜2008年06月07日
- 6代目“AQUOS”&すっきり“VIERA”、防水ワンセグとスライドPANTONEなど11機種を発表――ソフトバンクモバイル2008年夏モデル
- 外装フルチェンジ、スポーツストレート、新G'zOne、フルワイドVGA、Bluetoothなど12機種──auの2008年夏モデル
- 板垣伴信氏、テクモを退社。未払い報酬および慰謝料を請求して同社を提訴
- 6機種目でついに“全部入り”に──「AQUOSケータイ 923SH」
- ソフトバンクモバイル、年内に「iPhone」を発売
- タフネスケータイ「G'zOne」がスリム&スタイリッシュに進化──「G'zOne W62CA」
- 「B-CASカード」――その存在理由と問題点
- シャープのKCP+は回転2軸ボディに3インチフルワイドVGA液晶搭載──「W62SH」
- 写真で解説する「AQUOSケータイ 923SH」
- 中も外も丸ごと着せ替えOK――「フルチェンケータイ re」
気づけば、今日で配属1カ月。いやー早いような遅いような。早々にPCを壊し、分からないことは先輩に聞きまくるという悪夢のような人材に成り下がっている。唯一の取り柄だった美しさも、もはや化粧も服装もどうでもよくなり見る影もないひどい状態。イケイケ美少女丸の内OLを目指すため、修行は続くよ新人乙女。1カ月たってもまだ、果てしなくくだらないことしかかけないのですがどうぞ今週もお付き合いください。
auは堅実、ソフトバンクはド派手。個性の出る発表会。
さて、先週に引き続き“夏の乙女携帯を探せ”とかそんなようなテーマで展開する今週のトップ10。今週は、auとソフトバンクについて触れたい。この2キャリア、先週も述べたとおり発表会に行ってきた。午前はau、午後はソフトバンクとだいぶ豪華な一日を過ごしたわけだ。
午前のauの記者発表会はなんだかアットホームな印象で、堅実なイメージ。有名人が出てくると浮き足立ちそうなものだが、そんなこともなかった。まず、「Sportio」の紹介で、サッカー選手の宮本恒靖氏がビデオにて登場。会場にいる乙女の目を癒すも、話している内容は非常に堅実。また、おすぎ氏が登場した「LISMO VIDEO」の紹介フォトセッションもある意味、非常に堅実だった。「映画見るのにこんな小さい画面はありえない!」というダメだしに始まり、実際に商品を触るとそのよさに感動するというお決まりの通販番組スタイル。実際の商品もよいのだろうが……。こんなことを思ってしまう乙女の心は東京砂漠に汚染されている。ごめんなさい、auのみなさん、おすぎさん。
対するソフトバンクはもうド派手! 冒頭から舞台にスモークがかかり、そのエンターテイメント性を予感させた。実際、かわいいお姉ちゃんが踊ったり、レーザーで携帯の形を空に描いてみたりといった演出の数々が繰り広げられた。ここはどこかのテーマパークだったか……? 一瞬仕事を忘れて踊るお姉ちゃんたちの間に混ざりたくなるも、孫正義氏の登場により即座に現実に引き戻された。あやうく会社にも社会にも戻れなくなるところだったよ……ありがとう孫さん。最後には白戸家のみなさんも登場し、終始華やかな雰囲気の発表会だった。
auの乙女携帯は「Sportio」&「フルチェンケータイ re」
はっ! いかんいかん、つい初発表会に興奮してその話ばかりになってしまったが今日のメインは“乙女携帯”。もちろん、遊びに行ったわけではないのでしっかりチェックしてきましたよ!!
まず、注目したいのは「Sportio」。「Sportio」は見た目もUIもなかなかスタイリッシュで、乙女携帯としてはかなり高評価! もちろん純粋な歩数計としての機能はばっちり残っている。筆者が最も気になるのは「BEAT RUN」という機能で、自分のステップに合わせて流れる音楽が変化するという遊び心のあるワークアウトだ。また、何をどの程度取り入れて運動すればいいかが分からない運動初心者はおおいはず。しかし「Sportio」にはトレーニングをサポートしてくれる機能として「パーソナルトレーナー」がついている。自分の走り方やペースをアーティストのhitomiさんや品川庄司の庄司智春さんが教えてくれるのだ。ストレッチすら3日続かない怠惰な筆者でも1週間くらいは楽しく運動できるかもしれない。
また、「フルチェンケータイ re」は、“人と違うけど、かわいいものを持ちたい”というわがままな欲望を満たしてくれるだろう。その名のとおり、カバーも中味もカスタマイズできるためかなり自由度がたかい。外側のカバーは3つのねじで固定されており、わりと簡単に取り外し可能なようだ。上ぶた以外にもカメラ周辺部、電池のフタ、さらにキー部分まで外すことができる。しかしながら、自分で取り外していいわけではなく、「故障の可能性があるため、取り外しはお近くのauショップにお持ちください」とのこと。覚えればすごく簡単な作業だというので、自分でやれたらいいのに……と少し不満も覚えるが故障をしたらかなわない。若干面倒とはいえ、大幅に取り外し可能となったことから今後、デコ電がさらに活性化するかもしれない。個人の作ったど派手なパーツがネイルチップのように売られるような日もくるかも!?
よくぞ“女性”に目をつけてくれました
ソフトバンクには「よくやった!」と言ってやりたい。それもこれも、今回のコンセプトそのものが“女性”なのだ。しかもなかなか女心を分かっている。開発の際に重要視したポイントの一つに先週も注目した“防水”が入っているのだ。防水機種の中でも「TROPICAL 823P」は、筆者もしぶしぶ認めたくなるようなかわいさを持つ上戸彩さんお勧めの一品。華やかな色合いは、持っているだけで気分を上げてくれそうだ。
また、工夫は防水だけでない。いくつかの機種にはつめの長い女性にも打ちやすいように“ボタンに凹凸をつける”という工夫がなされている。筆者も昔付けづめの一種であるスカルプチュアでつめをかなり長くしていた。それはそれは携帯が打ちにくく、付けはじめは携帯をいじるのに普段の3倍くらい時間がかかっていたものだ。慣れてしまえば気にならないが、つめの長さを変える度に自分の指のリーチが分からなくなるので誤入力は日常茶飯事。ものすごく面倒だ。ボタンに施された凹凸はこんな苦労は減らしてくれるのだろう。ネイルに力を注いでいる乙女たちにはうれしい機能だ。ついでにいうとPCのキーボードも同様の理由で打ちづらい。だれかそれを解決する商品をだしてくれないだろうか。
また、「821N GLA」も注目の端末だ。「GLAMOROUS」とのコラボとのことで割と個性的な端末に仕上がっている。なかでも紫と赤のカラーは今までにない色の取り合わせで新しい。このモデルには“現在流行中の星柄”をあしらったことで、時代にあわせた商品作りをしていることは高評価だ。しかし、しばしば買い換えることのできない携帯電話。はやりものを取り入れることはちょいと厳しいのではないかしら!? とも感じてしまう。価格が安めだったら売れるかもしれないけれどすぐさま購入するかと聞かれると悩むところだ。よっぽど気に入らないとシンプルなほうが使いやすいのではないかしらと思ってしまう弱気な筆者。でも、1つ1つの小物にこだわるおしゃれさんにはぴったりなのかもしれない。
それに対して、シンプルさが利点となるのが「PANTONE Slide 825SH」と「THE PREMIUM WATERPROOF 824SH」(以下、824SH)だ。「PANTONE」は長く使えるシンプルさに加え、全8色ということで、自分の好みに合わせた色を選ぶことができる。もし、差別化を図りたいのであれば、色で主張するのもいいだろう。「824SH」は“WATERPROOF”と名前に付くとおり防水機能付き。さらに前述したような女性に向いた隆起した打ちやすいボタンとなっている。機能とデザインを兼ね備えた「824SH」は、年代を問わずに人気の商品となるのではないだろうか。しかし「PANTONE」に防水機能がついていたら今期No1に任命するのに!
乙女携帯を探すつもりがすっかり筆者の好みの携帯になってしまった。おかしいな……まぁ今日の記事から分かることは“携帯は好みにあうものを持つのが一番”ということですな。ちなみに先週トイレに落として別れた筆者の携帯、新しいものが届きました。よかった。しかしすでに画面にノイズが入る……。PCの代替機からもずっと車が右折するときの音が聞こえてくるし……やっぱり体から電磁波でも出ているのかしら。あわわ怖い!
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