基本ハンズオン:タブレットPCって何だ? コンバーチブル型編

ソーテックの「AFiNA Tablet AT380B」に代表される、ノートPCをベースにしたコンバーチブルタイプのタブレットPCの実機がどんなものかをチェックしてみよう。コンバーチブルタイプはソーテックのほか東芝、日本エイサーなどが発売を予定している。見た目は何の変哲もないB5サイズのノートPCだ。

AFiNA Tablet AT380Bは「コンバーチブル」タイプのタブレットPC

 ソーテックの「AFiNA Tablet AT380B」に代表される、ノートPCをベースにしたコンバーチブルタイプのタブレットPCの実機がどんなものかをチェックしてみよう。コンバーチブルタイプはソーテックのほか東芝、日本エイサーなどが発売を予定している。見た目は何の変哲もないB5サイズのノートPCだ。10.4インチ、1,024×768ピクセル表示に対応した液晶ディスプレイを装備し、本体の左側面にはPCカードスロットとUSB、IEEE1394、マイク入出力端子を装備、背面には外部モニタ出力とモデム、LAN端子が装備される。

PC本体。一見したところでは一般的なノートPCと何ら変わりはない。ほとんどのタブレットPCには無線LAN機能が用意されており、本製品でも2.4GHz帯域の無線LAN機能が内蔵される

 液晶ディスプレイを開いても「タブレットPCらしさ」は感じられない。この状態からタブレットPCに「変型」させてみよう。「AFiNA Tablet AT380B」の場合、液晶ディスプレイのヒンジ部の左右がプッシュ型のロックボタンになっており、一回押すごとにロック状態とリリース状態が切り替わる。このボタンを左右とも一回押すと、ディスプレイがフリーな状態になり、180度回転できるようになる。180度回転させ、ヒンジ部をロックさせた状態が、ソーテックのいう「プレゼンテーションモード」で、画面を相手に向けた状態でキーボード操作できる。

液晶ディスプレイ左右のヒンジ部がボタンになっており、これを押すことでロックを解除できる。解除すると液晶ディスプレイを180度回転させることが可能になる

 液晶ディスプレイを180度回転させた状態でディスプレイを閉じると「タブレットモード」だ。全面液晶ディスプレイという状態になり、ノートPCのイメージはまったくない。この状態で、ディスプレイパネルに内蔵されるスタイラスペンによってPCを操作する。本モデルの場合は専用のスタイラスペンになっており、PDAのようにほかのペンや指での代用はできない。

液晶ディスプレイを180度回転させ、左右のヒンジ部をロックさせると「プレゼンテーションモード」になる。画面を回転させることで、周囲の人にも画面を見せられるわけだ


ディスプレイを180度回転させた状態で閉じれば「タブレットモード」になる。キーボードが隠れてしまうため、付属のスタイラスペンで操作する。パネルを両側でロックできるよう、ロック機構が工夫されている


ペン収納部。スタイラスペンは、液晶パネルの上部に収納されている。タブレット側で認識できる専用ペンを使用する必要があるので、代用は効かない

 タブレットモードでは、画面表示を縦表示に変換して使用できる。この機能はタブレットのコントロールパネルでも変更できるが、本製品はハードウェアスイッチが用意されている。2つのボタンを同時に押すことで、画面の縦表示と横表示を切り替えられる。このようにしてノートPCをB5サイズの「電子キャンパス」として使用できる。

 マイクロソフトではタブレットPCをビジネス向けとして位置づけており、保険業界専用ソフトや店舗などの商品管理ソフトといった使用法を想定している。ただし、タブレットPC対応のソフトウェアが充実していけば、タブレットPCをスケッチブックのようにしてイラストや絵を描くことも可能になる。ハード、ソフトのベンダー次第で活用法の広がるPCといえるだろう。

画面切り替えスイッチ。タブレットPCは、画面の縦表示、横表示を切り替えられる。切り替えはタブレットのコントロールパネルで行うが、ハードウェアスイッチが用意されるマシンもある。本製品では右側下のボタンと下側右のボタンを同時に押すことで、ワンタッチで表示を切り替えられる

[吉澤亨史, ITmedia ]

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