ベールを脱いだ“Origami”、MicrosoftとIntelがOrigamiことUMPCを披露CeBIT 2006

» 2006年03月10日 03時49分 公開
[末岡洋子,ITmedia]

 3月9日、ドイツ・ハノーバーで開幕したCeBIT 2006で、ついに“Origami”がベールを脱いだ。

 この日、MicrosoftとIntelはそれぞれプレス発表会を開催、OrigamiことUltra-Mobile PC(UMPC)デバイス戦略を明らかにした。今後3カ月以内に、Samsung、ASUS、Founderの3社から、第1世代のUMPCデバイスが提供されるという。

初代のUMPCは3社から提供される。左から、Samsung、ASUS、FounderのUMPC

 Microsoftのモバイルプラットフォーム部門担当副社長ビル・ミッチェル氏は、携帯電話/PDAとノートPC/タブレットPCとの間のギャップを埋めるものとして、Ultra-Mobile PCを発表した。当初、Microsoft自身が端末を発表するのではないかとの憶測も飛び交ったが、同社はハードウェア面でIntelやデバイスパートナーと提携し、UMPC事業を進めていく。

Intelのプレス発表会にて、UMPCを手に並ぶIntelとMicrosoftの幹部。左がIntelのEMEA地区ジェネラルマネージャーのクリスチャン・モラレス氏、右がMicrosoftのモバイルプラットフォーム部門担当副社長ビル・ミッチェル氏

 Samsungなどが提供する第1世代の端末では、OSにWindows XP Tablet PC Editionをサポートする。ポイントは、使いやすさとアクセス。Windows XPのフル機能を備えただけではなく、アプリケーションへのアクセスを容易にするタッチパネルも備える。左右下部から円形を描いて登場するソフトウェアQWERTYキーボードもタッチパネルで使用できる。もちろん、スタイラスペンによる入力も可能だ。

 アプリケーションは、UMPC向けに最適化されたInternet Explorer、Windows Media Player、Windows Messenger、Office OneNoteなどが利用できるほか、新しいゲームソフトも搭載される。GPSによるナビゲーション機能なども実現した。

 第1世代の端末はSamsung、ASUS、Founderの3社から提供されるが、この日発表会を行ったSamsung製の端末を見てみよう。同社のUMPC「Samsung Q1」は黒を基調としたデザインで、7インチのタッチパネルディスプレイを備える。サイズは228(幅)×140(奥行き)×25(高さ)ミリ、重量は779グラム。プロセッサは超低電圧版Celeron Mで、40GバイトのHDDを備える。無線LAN、Bluetoothなどの無線通信機能を搭載した(韓国向けはDMBをサポートし、TV視聴が可能)。同社幹部によると、予想価格は1000ドル。

 Microsoftでは、UMPCを新しい「ライフスタイル」カテゴリーの製品と位置づけ、戦略展開を進めていく。デバイスメーカーも現在は3社だが、今後は拡大していく意向だ。

Internet ExplorerでHotmailを利用しているところ
Office OneNoteでは文字をペンで書き込める
タッチパネル対応のWindows Media Player

UMPCは、携帯電話/PDAとノートPC/タブレットPCとの間を埋めるデバイスとして位置付けられている
GPSを利用したナビゲーションも可能だ
タッチパネルで入力できるソフトウェアQWERTYキーボードがスクリーン上に現れる

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