NECパーソナルコンピュータ(NECPC)は7月23日、法人向けPCのラインアップを刷新し、AI PCを中心とした新モデルを発表した。これに伴い、従来の法人向けブランド「Mate」および「VersaPro」を順次、個人向け製品と共通の「LAVIE」ブランドへ統一する。法人/個人の境界が曖昧になる中で、双方の顧客にアプローチできるブランドとしてのシナジー効果に期待しているという。新製品は2026年7月下旬以降に順次発売される。
新たなラインアップは、モバイルノートPCから大画面のA4ノートPC、タブレットPCまで、計7機種で構成される。
フラグシップの14型モバイルPC「LAVIE BM94C」は、開発コード名「プロジェクト999(スリーナイン)」として、ユーザーが求める「圧倒的な長時間バッテリー」と「1kgを切る軽さ」という相反するニーズの両立を目指したモデルだ。
ボディーの重量は約999gでありながら、99.9Whの大容量バッテリーを搭載している。これにより、1kg未満の法人向けノートPCとして世界最長(同社調べ)だという、動画再生約30.5時間、アイドル時約50.8時間の駆動時間(JEITAバッテリ動作時間測定法3.0の場合)を実現した。
実測のオンライン会議(Teams)利用でも16時間以上動作するため、1日8時間労働であれば丸2日間、ACアダプターを持ち歩かずに業務を完結できる。
大容量バッテリーと軽量化を両立させるため、ボディーには東レの最新カーボン技術を採用した。底面や天板のカーボン積層設計と内部の超軽量材料を組み合わせることで、軽量化とMIL-STD-810H準拠の頑丈さ、傷や汚れに強い防汚コーティングを兼ね備えている。
AIが充電を最適化して5年後も70%以上の容量を維持する「長寿命バッテリー設定」や、30分の充電で1日分の作業が可能な「急速充電」、AIがPCの使い方の改善案を提示して駆動時間を延ばす「ロングバッテリーモード」なども特徴となる。
いずれもIntel Core Ultraプロセッサ(シリーズ3)を搭載し、Copilot+ PCに準拠する。価格は58万4100円から。
より広いユーザー層に向けた14型モバイルPC「LAVIE BM74C」(最軽量時約914g、最大22.6時間駆動)および「LAVIE BM54C」では、安全性と交換時の作業性に配慮した「ユーザー交換対応バッテリー」を採用した。
脱落防止リングやツメが見えない構造であり、かつ最小限のネジを取り外すだけで分解できる設計により、現場での長期運用を容易にしたという。5G/LTEやタッチパネルなども選択可能で、通信や操作面にも妥協はない。
オフィスワークの中心となる16型の大画面ノートPC「LAVIE BN76C」「LAVIE BN56R」「LAVIE BN56C」は、大画面かつアスペクト比16:10により広大な作業領域を提供する。
モバイル向け製品の設計を応用して最軽量時で2kgを切る軽さと、オフィス内での移動に十分な最大約15時間のバッテリー駆動を実現した。さらに、ユーザー自身でバッテリー、SSD、メモリを交換/増設できるセルフメンテナンス設計に加え、キーボード面の防滴構造、MIL規格準拠の頑丈さを確保し、ハードウェアの冗長性と長期利用時の壊れにくさを重視している。
また、「LAVIE BN56R」など、有線LANポートや光学ドライブを搭載するモデルも用意し、法人導入の要件や既存業務との高い互換性を維持した。
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