「“AIで生産性が上がること”と、“創造性が発揮されること”は、自然には一致しない」「これから鍛えるべき能力は“好奇心”」──NECパーソナルコンピュータ(以下、NECPC)が4月24日に開催したイベント「AI×PC DAY 2026」で、俳優/経営者/研究者/大学教授とマルチに活躍するいとうまい子さんが、AI時代の本質について提言した。
AI×PC DAY 2026は、NECPCがAI PCのビジネス活用に関する最新動向を紹介するイベントだ。「創造性×AI×生産性 テクノロジーで再定義する未来の働き方」と題された基調講演では、AI時代の生産性と創造性について、いとうさんが語った。
いとうさんは1983年に18歳でアイドル歌手としてデビュー。その後は女優としてドラマや映画に出演し、TBSのドラマ「不良少女とよばれて」などで一世を風靡(ふうび)した。
本人いわく、“芸能界で低迷期だった”という1995年に「mai.co.jp」というドメインを取得、日本の芸能人として初のWebサイト開設者になったという。「当時、暇だったのでWebサイトを開設した。“ダサい”といわれることもあるが、今も自分で管理しており、できるだけ表示が軽くなるようにしている」(いとうさん)
その後も女優/タレントと並行して、テレビ番組制作会社の経営や早稲田大学/大学院での研究活動、さらには専門職大学での教授職や銀行の社外取締役も務めるなど、極めて多彩な“異例”ともいえるキャリアを築いている。
話題はAIやAI PCに移る。いとうさんは昨今のAIツールの普及により、PCの役割が単なる作業端末から思考支援端末へと変容していると指摘する。
「従来のPCは人が考えたものを入力する道具だったが、これからは考えている途中でAIとやりとり(壁打ち)しながら、構造を整え、たたき台を作る場所になる」──いとうさんは、現在のAI PCを「思考の場」と定義し、作業そのものがPC上での対話を通じて進んでいくと分析している。
一方で、AIによる効率化が必ずしも価値の向上に直結しないことへの懸念も示した。「仕事のスピードは劇的に上がるが、資料は早くできても『本当に提案したいこと』がぼやけたり、論点は整理されても逆に迷って決めきれなくなることもある」(いとうさん)
生産性が上がったからこそ、人間が何を重視し、どのような価値を与えるかがこれまで以上に問われているということだ。
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