NECブランドのPCを開発/製造/販売するNECパーソナルコンピュータ(NECPC)は、国内に2つの大きな事業場を設けている。1つが、同社製PCの開発/製造/品質保証/サービスを担う米沢事業場(山形県米沢市)であり、もう1つが保守サポート拠点となる群馬事業場だ。
群馬県太田市にある群馬事業場は、NECPCの親会社でもあるLenovo Group(Lenovo)が販売したPCの引き取り修理や保守業務を一括して行っている。2025年4月には法人向けのNECブランド製PCの販売機能をNECパーソナルコンピュータに移管し、調達/設計/開発/生産/販売までをNECPCに一本化した(法人向けPCの保守サポートは従来通りNECグループのNECフィールディングが担当)。
今回、NECブランドの法人向け事業の取り組みについて見学会が行われたので、その模様をお届けしよう。
群馬事業場は1984年7月にNEC(日本電気)の子会社「群馬日本電気(NEC群馬)」としてスタートし、PCの開発/生産を担当していた。2002年7月に「NECカスタムサポート」の発足に合わせて生産は米沢事業所に移管し、NECブランドのPCや周辺機器の診断/修理サービスを行う拠点として生まれ変わった。
2007年7月からNECPCの事業場の1つとしてNECブランドのPCや周辺機器の診断/修理を担ってきたが、2011年7月にNECのPC事業がレノボグループ入りしたことで、NECパーソナルコンピュータ群馬事業場へと名称を変えた。
そして2014年6月からはLenovoブランドのタブレット端末の修理を、2016年7月からは同ブランドの全てのPCの修理を始めた。また、GIGAスクール向け端末も群馬事業場で修理を行っている。
このように、群馬事業場は修理を行うリペアセンターやマザーボードの修理、キッティングサービスやライフサイクルマネジメント(LCM)サービス、コールセンターの機能などを備える重要な拠点となっている。
群馬事業場の特徴として挙げられるのは最短1営業日の修理対応(一部モデル/シリーズを除く)と、最長7年の延長修理対応(別途有償で一部対象外のモデルあり)だ。
前者は事前にユーザー登録を行い、故障時にセンターへ連絡すると配送業者が梱包(こんぽう)不要でPCを引き取り、最短1営業日で修理/返送を行うというものだ。後者はオプションで落下や水濡れなどの不慮の事故、盗難にも対応した「アクシデント・ダメージ・プロテクション」を追加できたり、保証期間を月単位で設定(5年6カ月など)したり、故障PCの到着を待たずに代替機を発送したりするプレミア延長保証サービスも選択可能だ。
また、修理ラインにAIを導入することで、どこに不具合があるかを診断/特定したり、装置の状態、故障申告内容や故障状況の確認などを行ったりしている。
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