AIによる生産性向上と創造性の発揮は一致しない──異例のキャリアを築く“いとうまい子”が語る、AI時代に人間が最後まで鍛えるべき“唯一の能力”とは?(4/4 ページ)

» 2026年04月24日 17時00分 公開
[山口恵祐,ITmedia]
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40時間駆動の「世界最長バッテリー」と日本語特化LLM

 AIを支えるインフラとしてのハードウェア戦略では、「モビリティ」と「電力効率」を最優先事項に挙げた。檜山社長は、AI処理による消費電力増大に対応するため、40時間の連続駆動が可能なビジネスPCに自信を見せていた。

 また、プリインストールを含むソフトウェアやサービスの面では、以下の施策を推進するとしている。

  • 日本語特化型LLMの開発:日本語に特化した汎用(はんよう)モデルや特定タスク向けモデルのPoC(概念実証)を推進
  • AI Plus Biz:AIエージェントがPCの不具合診断や操作サポートをチャット形式で行う専用エージェント機能の進化
  • 個人情報の匿名化技術:住所や電話番号などの情報をAIエージェント間でやりとりする際、自動で匿名化して外部流出を防ぐ仕組みを実装
photo 日本語LLMの開発を強化しているという
photo NECPCがAI PCの進化で取り組むこと

「AIエージェント」が秘書のように伴走する未来

 檜山社長は自身の体験談として、カメラとマイクを備えたクリップ型のAIウェアラブルデバイスを3週間試用したエピソードを紹介した。AIエージェントが24時間体制でスケジュールを管理し、起床時間に合わせたメールの要約作成や、会議前の資料の要約、商談の提案ストーリーの構築まで自動で行われたという。

 「効率化とプライバシーのバランスなど課題はあるが、AIエージェント同士が連携してユーザーをサポートする世界は実現しつつある。どのようにAIを生活や仕事の中で生かして、次に進むかというのは、すごく重要になってくるだろう」(檜山社長)

photo 講演する檜山社長

 最後に、いとうさんの語った「好奇心」というキーワードを受け、「PCメーカーとして、ユーザーが安心・安全に好奇心を持って挑戦し続けられるよう、製品を通じて伴走していく」と締めくくった。

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