東レの最新カーボン技術で約999gと長時間バッテリーを両立させた“法人向けLAVIE”が登場 ブランド統一の背景とは(3/4 ページ)

» 2026年07月23日 17時15分 公開
[山口恵祐,ITmedia]

ブランド統一の背景とAI時代のPCが果たす役割

photo NECPCの檜山太郎氏(代表取締役 執行役員社長)

 檜山氏は冒頭、2023年4月にNEC本体から法人向けの営業部隊がNECPCに合流し、初めて「製販一体」のチームになったことの成果を強調した。合流当時は約6%だった同社の国内法人向けPC市場の年間シェアが、2025年度は約12%に倍増したという。

 「営業を通じていち早くお客さまの声を技術や生産部隊に展開し、最先端の技術をフィードバックする組織が一丸となって機能した」(檜山氏)

 また、NECPCの国内PC累計出荷台数が1億台を突破したこともあわせてアピールしつつ、今後の市場環境については、2024年から2027年に向けて国内のAI投資額が約1.3兆円規模へと拡大し、これまでのクラウドやデータセンターを中心とした「学習」領域から、クライアントPCやエッジ、オンプレミス環境における「推論」領域の成長が急激に前倒しで進んでいると指摘する。

 「2023年のAIはクラウドの窓口としての機能が主だったが、2025年にはOSの基盤にAI技術が組み込まれ、2026年以降はローカルとクラウドを組み合わせたハイブリッドAIエージェントとして進化する。今こそがターニングポイントであり、常時接続の無線WANや、NPUだけでなく高負荷なGPU処理、SLM(小規模言語モデル)をローカルで処理できるコンピューティング環境の提供が不可欠だ」(檜山氏)

 こうした環境の変化こそが、今回、従来の法人向けブランド「Mate」および「VersaPro」を、個人向けと共通の「LAVIE」ブランドへ統一する最大の理由になったという。

 これまでMateやVersaProが掲げてきた「ビジネスを止めないプロフェッショナルのためのツール」というコンセプトは極めて重要であるとして、今後も継承するという。しかし宮前氏は「コロナ禍を経て働き方や働く場所、時間が多様化し、仕事と生活の垣根が低くなる時代において、PCは単なる生産性向上ツールにとどまらず、価値創造と意思決定を支えるビジネスユーザーの『伴走者』という役割を持つべきだと議論を重ねた」と説明する。

 フランス語で「人生(La vie)」を意味するLAVIEブランドに統一することで、業務ツールにとどまらず、個人/組織/公共を問わず、働く人の人生に寄り添い、支え続けるプラットフォームを目指すという。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月24日 更新
  1. 若者向けのカラフルな新「Dell 14S」が日本上陸 11月1日まで4.5万円引きの14万9800円から (2026年10月22日)
  2. “置き場所に困る”大容量ポタ電の壁を打破! 冷蔵庫を3日動かすEcoFlow「DELTA Gen4」シリーズが日本上陸 (2026年10月23日)
  3. 折りたたみ型から薄型まで! スマホやタブレットで“本気”の文字入力に使える持ち運び用キーボードを選ぶコツ (2026年10月23日)
  4. FCCLが「FMV Keyboard X」の一般販売を開始 ハイスペックマウス「FMV Mouse X」も同時発売 (2026年10月22日)
  5. 「iPhone Duo」を1週間使って分かった、全部盛りではない“上質さ” 心地いい開閉ヒンジの内部を見るために“非破壊検査”してみた (2026年10月21日)
  6. 「Galaxy Watch9」を1週間使って分かったこと Pixel Watchと比べた使い勝手は? (2026年10月23日)
  7. スマホは「バッグの中」から「外」へ AULUMUのスリングバッグ2種で移動時のプチストレスを解消した (2026年10月22日)
  8. PFUから33万円キーボード「HHKB Professional Elite」登場! 英語配列のみで有線特化の“原点回帰” 全世界300台限定 (2026年10月22日)
  9. 約22万円の新型「Mac mini」で初めてのローカルAI体験 ストレージの価格高騰対策にピッタリかも (2026年10月20日)
  10. 14型モバイルノートPC「FMV Note U」に新モデル登場 約634gモデルに加えて「ゴジラ-0.0」コラボモデルも (2026年10月22日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー