NECパーソナルコンピュータは、5月12日に個人向けPCの2015年夏モデルを発表した。5月14日から順次出荷を開始する。
2015年夏モデルから、製品の表記がこれまでの「LaVie」からすべて大文字の「LAVIE」に変わる。これの伴い、ロゴマークも変更になる。ブランド名の左側に2つの直角二等辺三角形“Wトライアングル”を並べて、「HW(ハードウェア)、SW(ソフトウェア)、Service」をトータルで提供することと、「NEC、ユーザー、社会」の調和を表現するとともに、LAVIEの“L”と“V”も表している。
夏モデルのラインアップは、2015年春モデルで登場した「LAVIE Hybrid ZERO」「LAVIE Hybrid Advances」「LAVIE Hybrid Frista」「LAVIE Note Standard」「LAVIE Desk All-in-one」「LAVIE Desk Tower」に加えて、2in1のHybridシリーズに「LaVie U」後継の「LAVIE Hybrid Standard」が加わる。また、Windowsタブレットでは、従来のLaVie Tab Wの後継モデルがシリーズ名もそのままに「LAVIE Tab W」として10.1型ディスプレイ搭載の着脱式2in1モデル、8型ディスプレイ搭載モデルが登場する。
2015年夏モデルとして登場するラインアップは以下の通りだ。
新しく追加したシリーズのモデルも含めて、ほとんどの夏モデルでは、CPU、システムメモリ容量、ストレージデバイス容量、本体搭載インタフェースから利用できる無線接続の種類など、ハードウェア構成が従来モデルと共通する。その中で、LAVIE Desk All-in-oneの最上位機種「DA970/BAB」でCPUを上位タイプに強化したほか、LAVIE Note StandardのNS150/BAで新デザインのボディを採用した。さらに、一部のノートPCでは本体の重さとバッテリー駆動時間に変更があった。
ほとんどのモデルで導入しているヤマハ監修のサウンド技術「AudioEngine」では、これまでの本体内蔵スピーカーだけでなくヘッドフォンにも対応した。ヘッドフォンを接続すると設定画面にヘッドフォンのタイプに合わせた「On Ear」「In Ear」を表示し、使うヘッドフォンに合わせて音響効果を最適化したモードを選択できる。
また、新規に導入するアプリケーションとして「インフォボード」を用意した。PCが一定時間(初期設定では10分間)未操作状態が続くとインフォボードが自動で起動して天気やニュースを表示するインフォメーションボードやフォトフレームとしてPCを利用できる。また、動画コンテンツ再生編集アプリケーションの「CyberLink MediaShow BD with 4K」「CyberLink PowerDVD BD with 4K」では、4Kコンテンツの編集(NS550以上、HA、HF750、DA770以上、DT750)と再生(NS350以上、HA、HF350以上、DA570以上、DT750)に対応、PCに音声で検索キーワードを問いかけることで、検索結果と関連して検索できる項目の提案を自然な会話のように行うことができる音声検索アプリ「LAVIEボイス」は導入モデルを拡大した。
Web直販モデルの「LAVIE Direct」では、ノートPCでは、従来の「LAVIE Direct NS(H)」「LAVIE Direct NS(S)」「LAVIE Direct NS(e)」「LAVIE Direct HA」に加えて、「LAVIE Direct HZ」を用意。デスクトップPCでは、「LaVie Direct DA(H)」「LaVie Direct DA(S)」「LaVie Direct DT」を用意する。いずれのモデルでも、CPUやメモリ、データストレージ容量で店頭モデルよりハイスペック構成を選べる。
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