タブレットとペンの設定:画面タブレットPCには、専用のOSであるWindows XP Tablet PC Editionが付属する。従来のWindows XPとどう違うのか、詳細にチェックしていこう。まずはタブレットPC最大の特徴であるコントロールパネルの「タブレットとペンの設定」項目について紹介する。「タブレットとペンの設定」コントロールパネルの「画面」タブには、「画面の向き」「画面の明るさ」の2種類の設定項目が用意されている。画面の向きを切り替える順序や、画面の見やすさの設定といえるだろう。 「画面」タブでは、画面表示の設定を行える。おもに使用する画面の向きを決めておいたり、切り替える場合の順序を設定できる。また、画面の明るさも設定できるため、使用する環境に応じてあらかじめ設定しておきたい 「画面の向き」は、使用するスタイルによって画面の向きが変わるタブレットPCならではの設定項目といえる。縦表示と横表示のほか、通常の向きである「プライマリ」と逆向きの「セカンダリ」を優先順位とともに設定しておける。この優先順位は、タスクバーの「タブレットとペンの設定」アイコンをクリックして表示されるメニューの「画面の向きの変更」を選択した場合に切り替わる順序となる。セカンダリはプレゼンテーションなどで画面のみ相手に向けたい場合に有効だが、そういう機会がない場合は特に設定する必要はないだろう。 「画面の向き」の「向き」のプルダウンメニューには、縦表示と横表示を優先順位つきで設定できる。プライマリは通常の向き、セカンダリは逆向きの表示となるが、セカンダリまで設定する必要はないだろう 画面の向きは、いちいちコントロールパネルを開かなくても変更できる。タスクバーの「タブレットとペンの設定」アイコンから行うこともできるし、スタイラスペンのボタンやタブレットPC本体のボタンに画面の向きの切り替えを割り当てられる。この際、ボタンを押すごとに画面の向きを切り替える順序をあらかじめ指定できる。この順序を決めておけるのが「順序」の項目だ。「変更」ボタンをクリックすると、1から4までの順番をプルダウンメニューからそれぞれ指定できる。 「順序」をあらかじめ設定しておくことで、スタイラスペンやタブレットPC本体のボタンを押すごとに画面の向きを順番に切り替えることが可能になる。順番の設定はプルダウンメニューで用意されるので簡単だ タブレットPCを使うとき、画面の明るさは意外に重要な要素となる。ひとつは、画面が明るすぎると目が疲れてしまうこと。そしてもうひとつは、画面を明るくするほどバッテリーの消費量が増大することだ。「画面の明るさ」には「設定」と「明るさ」の2つの項目があり、「設定」にはAC電源を接続している場合と、バッテリーで駆動している場合の2種類が用意されている。つまり、AC電源で駆動しているときの画面の明るさと、バッテリーで駆動しているときの画面の明るさをそれぞれ設定しておける。画面の明るさはスライダで調節できるため、きめ細かい設定が可能だ。 「画面の明るさ」の「設定」には、「電源に接続」するときと「バッテリで稼動」するときの2種類が用意され、それぞれの状態に合わせて画面の明るさを設定しておける [吉澤亨史, ITmedia ] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. FeaturesPICK UP
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