Q:ピュアタブレット型を大画面のポータブルDVDプレーヤーとして使えますか?

A:ソニーのエアボードのような感覚で、ピュアタブレットタイプのタブレットPCをポータブルDVDとして使用できないかというご質問をいただきました。確かに、ピュアタブレットタイプのタブレットPCでDVDを見ることができれば、通勤や出張時の電車の中でレンタルDVDの映画を楽しめます。

Q:ピュアタブレット型を大画面のポータブルDVDプレーヤーとして使えますか?(Kさん)

A:ソニーのエアボードのような感覚で、ピュアタブレットタイプのタブレットPCをポータブルDVDとして使用できないかというご質問をいただきました。確かに、ピュアタブレットタイプのタブレットPCでDVDを見ることができれば、通勤や出張時の電車の中でレンタルDVDの映画を楽しめます。

 タブレットPCでDVDを楽しむためには、DVDドライブが必須となります。現在、発表されているピュアボードタイプのタブレットPCでは、DVDドライブはドッキングステーションに内蔵される形で設定されており、ピュアタブレット本体に内蔵される製品はありません。

ピュアタブレットタイプには、ドッキングステーションに光学ドライブが用意されており、DVD-ROMドライブやコンボドライブを選ぶことができる(写真上はHPのTC1000、下は富士通のSTYLISTIC)

 ドッキングステーションは、ピュアタブレットタイプのタブレットPCをデスクトップPCとして使用するためのものですから、とうてい持ち歩けるものではありません。コンバーチブルタイプのタブレットPCには、DVDドライブやCD-R/RWドライブが用意されている製品があります。しかし、やはり本体に内蔵されるタイプではなく、USBによる外付けタイプです。

 ハードウェアスペックから考えれば、タブレットPCでDVDを楽しむこと自体は容易だと思われます。また、ピュアタブレットタイプもコンバーチブルタイプもUSBなどのインタフェースを豊富に装備しているため、外付けのDVDドライブを使用することも可能でしょう。ただし、ポータブルプレーヤーとして持ち歩きながら使用するにはバッテリーの容量も不安を感じますし、外付けドライブへの電源供給も問題になります。

 ただし、電車に乗る前に借りたレンタルDVDを楽しむのでなければ、方法がないわけではありません。例えば、DVD-ROMを仮想ドライブとしてマウントできるようなソフトを使用すれば、ドライブがなくてもDVDを楽しめます。CDやDVDをバックアップコピーするためのリッピングソフトでも、同様のことが可能です。しかし、この方法でもCPUパワーが要求されるため、バッテリーには厳しい状態になります。

 このような要素から考えると、タブレットPCをポータブルDVDプレーヤーとして楽しむのは、まだ厳しいようです。しかし、今後メーカー様やサードパーティから、このような楽しみ方を実現してくれる製品が登場する可能性もあります。タブレットPCチャンネルでは、メーカー様への取材も含めて、タブレットPCの今後の展開を紹介していきます。

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