Windows Journalを使ってみよう!:Windows Journalって何だ?Microsoft Windows XP Tablet PC Editionに標準で付属する「Windows Journal」。ペンで入力した手書きの文字や図形をデータとして保存し、検索もできるこのソフトは、タブレットPCならではの新しい活用法を提供してくれる。そんなWindows Journalの詳細を紹介していこう。今回はWindows Journalで何ができるのか、ざっと紹介していこう。Windows Journalは、タブレットPCに「紙とペン」の使い勝手を提供してくれるソフトだ。このソフトではファイルあるいは書類のことを「ノート」と呼んでおり、スタイラスペンを使って直接ノートに文字などを書き込める。ペンの種類や色が複数用意されており、切り替えて使用すれば簡単な表やグラフも作成できる。 Windows Journalを起動すると、画面いっぱいに新規のノートが表示される。タブレットPCが手書きのノートそのものになるのだ(クリックすると拡大します) ノートにはタイトルを入力する欄があり、ここに入力したタイトルでノートを一覧表示したり、検索することができる。また、ノートにはメモや速記帳、原稿用紙、譜面などの多彩なテンプレートが用意されており、用途に合わせて選択できる。原稿用紙に直筆の小説を書いてみたり、譜面に音符を書き込んで作曲するといった使い方もできる。もちろん白紙のノートも用意される。 「ファイル」メニューから「テンプレートからの新規ノート」を選択すると、さまざまなテンプレートを使用できる(クリックすると拡大します) Windows Journalはノートのほかに、さまざまなファイルを読み込んで手書きのコメントを書き加えることもできる。会議に使用するグラフや表などの資料や写真、PDFファイルまで、印刷可能なファイルはすべて読み込める。なぜ印刷可能なファイルかというと、ファイルの印刷イメージを作成し、そのイメージをノートの背景としているためだ。 「インポート」を使用すると、印刷可能なすべてのファイルをノートとして開くことができる。もちろん開いたファイルにペンで手書きができる(クリックすると拡大します) さらにWindows Journalは、手書きした内容をそのまま保存できるほか、手書きの文字をテキスト化して保存することもできる。テキスト部分を「投げなわ」ツールで選択し「テキストとしてコピー」を実行すると、選択部分の中にある文字をテキスト化してくれる。複数の変換候補がある場合は一覧表示されるため、目的の文字を選択していけばよい。 手書きで入力した文字は、テキストに変換して保存できる。範囲選択して「テキストとしてコピー」を実行すれば、変換候補が表示される(クリックすると拡大します) マイクロソフトの「 タブレットPCオフィシャルサイト 」 では、「 Microsoft PowerToys for Windows XP Tablet PC Edition 」 が無料でダウンロードできる。この中にある「Thumbnail View」というソフトでは、Windows Journalで作成したノートを、サムネイル形式で一覧表示できる。たくさんのノートを作成する場合に有効なツールだ。 マイクロソフトのタブレットPCオフィシャルサイトから、Windows Journalで作成したノートを、サムネイル形式で一覧表示できるソフト「Thumbnail View」を無償でダウンロードできる(クリックすると拡大します) 次回からはWindows Journalの詳細な内容をメニューの項目ごとに解説していく予定だ。 [吉澤亨史, ITmedia ] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. FeaturesPICK UP
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