東芝タブレットPCインプレッション:タブレットPC第一世代最強のスペック

タブレットPCの第一弾として各社とも工夫を凝らしているのは当然なのだが、スペック重視で既にノートPCをばりばり使用しているユーザーにとって東芝のタブレットPC「DynaBook SS 3500」は、相当視野に入ってくる製品となっている。

本命とウワサされるだけのことはある

 タブレットPCの第一弾として各社とも工夫を凝らしているのは当然なのだが、スペック重視で既にノートPCをばりばり使用しているユーザーにとって東芝のタブレットPC「DynaBook SS 3500」は、相当視野に入ってくる製品となっている。

 モバイル Pentium III 1.33GHz-Mを搭載し、液晶はXGA対応12.1型、そして40GバイトのHDDに、メモリが256Mバイト(最大1Gバイト)とくる。バッテリ駆動時間が4時間で、もちろんMicrosoft Office XP Personalバンドルだ。すぐにでも仕事に使用し、かつ、タブレットPCだぜ、という欲張りな人には持ってこいと言えるだろう。

 実際に触ってみると、遠目ではあまり変哲のないDynaBookにしか見えないのだが、筐体設計に工夫がある。同じくコンバーチブル型であるソーテック/日本エイサーマシンと異なり、センターだけで液晶を支える構造になっているため、その強度には最も配慮がなされており、回転部分がわざわざ張り出しているほどだ。

 また細かい配慮だが、ノートPCタイプで使用する際に液晶面が回転しないようにするロック機構もついている。

12.1型の液晶を支える大切な軸


この軸の張り出しに対応した専用ケースなど今後出てくれると嬉しい


液晶の回転を止めるロックスイッチ


可動するラッチ。ノートPC状態で閉じても、タブレット状態で閉じても、本体側のソケットにはまる


閉じるとこのような状態になる

[大出裕之, ITmedia ]

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