タブレットとペンの設定:タブレットのボタン:日本hp TC 1000編タブレットのボタンは、メーカーや製品によって配置や数に違いがある。当然、コントロールパネルの内容も製品によって違うわけだ。ここでは日本hpの「TC 1000」のコントロールパネルをチェックしてみよう。「タブレットとペンの設定」コントロールパネルの「タブレットのボタン」タブでは、タブレットPCに装備されているボタンの動作を設定できる。コンバーチブルモードにしろピュアタブレットモードにしろ、タブレットPCは基本的にハードウェアキーボードもマウスも持たない。そのためスクロールやキーボードショートカットといった特定の操作は、スタイラスペンだけではきびしい。 そこで活用できるのが、液晶パネル面に用意されたボタンだ。ボタンの数や配置は製品によって違い、パネル面に配置されるものや側面に配置されるものなど多彩だ。ピュアタブレットタイプの日本hp「TC 1000」では、パネルの左側面下(画面を横にした場合)に3つのボタン、上側左に4つのボタンとジョグダイヤル、ペンでしか押すことのできないボタンが1つ配置される。 本体左側面下の3つのボタンは、上から「画面の向きの切り替え」「Windows Journal起動」「Tablet PC入力パネル起動」が振り分けられている。また、本体上部左側の4つのボタンは、左から「メールソフト起動」「Q メニュー起動」「tab」「esc」となっている。ペンでしか押せないボタンはWindowsのセキュリティキー「Control+Alt+Delete」で、ジョグダイヤルはダイヤルの回転で「PageUp」と「PageDown」、押すと「Enter」として機能する。 これらのボタンに割り振られるキーや機能は、自由に変更できるものもある。設定、変更は「タブレットのボタン」コントロールパネルから行う。 「ボタン設定」のプルダウンメニューには「すべての向き」のほか、縦表示と横表示、プライマリとセカンダリをそれぞれ設定できる。ソフトに合わせて設定を使い分けることが可能なのだ ボタンに動作を設定するには、「タブレットボタン」の項目から設定したいボタンを選び、「変更」ボタンをクリックして設定を行う。「ボタンの場所」と「詳細表示」には、選択したボタンの場所がイラストによって強調表示されるので確認しやすい。「変更」ボタンをクリックすると「タブレットボタンの動作の変更」ウィンドウが開き、ボタン名が表示される。ボタンに対応させる動作は「動作」のプルダウンメニューから選択する。「動作」の項目は豊富に用意されているので、目的の項目を選択すればよい。 設定したいボタンを選んで「変更」ボタンをクリックすると、「タブレットボタンの動作の変更」ウィンドウが表示される。プルダウンメニューから動作を選べば設定を変更できる タブレットのボタンは、画面の向きによって違う設定を行える。「ボタン設定」には「すべての向き」のほか、「横長-プライマリ」「縦長-セカンダリ」といった画面の向きによって、それぞれ別の機能を設定することができる。画面の向きは「画面の向きの切り替え」ボタンを押すことで切り替わっていくが、この際に最初に表示されるのが「プライマリ」、次に表示されるのが「セカンダリ」である。たとえばブラウザでネットサーフィンするときは縦長の方が内容を多く表示できるため、縦長の場合はボタンにスクロールを設定しておくと便利だ。 ボタンごとの動作は、「ボタン設定」で画面の向きによって設定を変えられる。それぞれの向きでよく使うソフトに合わせて動作を設定するといいだろう 「タブレットボタン」でボタンを選ぶと、「ボタンの場所」と「詳細表示」のイラストが変わり、どのボタンに対応するかがわかりやすくなっている [吉澤亨史, ITmedia ] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. FeaturesPICK UP
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