Q:Windows Journalでの多言語ペン入力対応に関してお教えください。A:Microsoft Windows XP Tablet PC Editionの英語以外の手書き文字認識機能は、OSの言語によって制限があります。Q:海外(中国)での使用がメインのため、使用する主な言語がSinpled中国語/Traditional中国語/日本語/英語という環境です。現在使用しているノートPC上ではほぼ多言語の問題解決できているのですがタブレットPCの特徴のひとつであるWindows Journalに関して不安を覚えます。Windows Journalでの多言語ペン入力対応に関してお教えください。(Yさん) A:Windows XPの日本語版、中国語版、韓国語版には東アジア言語として、それぞれの国の言語が用意されています。コントロールパネルの「日付、時刻、地域と言語のオプション」から「ほかの言語を追加する」を選択すると「地域と言語のオプション」が開き、「言語」タブの「テキストサービスと入力言語」の「詳細」で、使用する言語を追加できます。 追加された言語は言語バーから切り替えることができ、キーボード配列やIMが言語に合わせて変更されます。これらの機能はWindows XPに標準で用意されています。 キーボードやIMの変更は「地域と言語のオプション」コントロールパネルから変更できる タブレットPCに搭載されるMicrosoft Windows XP Tablet PC Editionは、Windows XPの上位バージョンという位置づけですので、テキストサービスで使用する言語を追加、変更できます。 しかし「タブレットPC入力パネル」やWindows Journalでの手書き文字認識機能は、OSの言語によって制限されてしまいます。 具体的には、日本語版では日本語、中国語(簡体字)版では中国語(中国)、中国語(繁体字)版では中国語(台湾)、韓国語版では韓国語の手書き文字しか認識できず、言語を変更してもほかの言語の手書き認識はできません。「タブレットPC入力パネル」の「キーボード」でも表示は変わりません。 手書き文字認識機能は、OSの言語の1種類しか使用できない。キーボードをほかの言語に切り替えても「タブレットPC入力パネル」の「キーボード」表示は変わらない(クリックすると拡大します) Yさんのように、複数の東アジア言語を切り替えながら手書き文字認識を使うことは、残念ながら現状ではできません。ただし、今後OSのバージョンアップによって多言語の手書き文字認識に対応する可能性はあります。 また、Windows Journalなら手書きでどんな文字も入力できるわけですから、あえて文字認識機能を使用せずにWindows Journalファイルでやり取りした方が早いかも知れません。たとえ相手がタブレットPCでなくても、マイクロソフトの ダウンロードサイト から「Windows Journalビューワ」をダウンロード、インストールすればJournalファイルを開くことができます。 テキスト化しなければならない場合は別ですが、PC上のファイルにサインしたり、コメントを書き込む程度であればWindows Journalで十分ですし、それがタブレットPCならではの機能であり、新しいコミュニケーションのスタイルでもあるのです。 タブレットPCに関する疑問・質問をお寄せ下さい[ITmedia ] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. FeaturesPICK UP
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