Brand New PC Style / Education:小林道夫さん(神奈川大学附属中高等学校 教諭)01さまざまな分野のかたにタブレットPCに触れてもらい、感触、良さ、改善点を語ってもらうBrand New PC Style。いよいよユーザー事例本編の始まりだ。最初は、早くからパソコンやインターネットの導入をすすめ、情報教育に熱心に取り組んできた神奈川大学附属中高等学校の小林道夫教諭の、タブレットPC・ファーストインプレッションだ。Brand New PC Styleでは、各界のキーマンにタブレットPCについてお話をいただいてきたが、続いてはタブレットPCがどのように実際の仕事に役立つのか、をさらに深く探るために、さまざまな業界の方々にモニタをお願いしてお仕事の中で使用してもらい、タブレットPCの良さ、そして改善すべき点を語ってもらう。 学習指導要領の改訂でコンピュータ教育が積極的に導入されることとなった教育分野においては、それよりも遙かに早くからパソコンやインターネットの導入をすすめ、情報教育に熱心に取り組んできた 神奈川大学附属中高等学校 の小林道夫教諭にモニタをお願いした。 いよいよ「情報」科が高校生の必須科目に入ってきた学習指導要領の改訂によって、小学・中学と順に情報教育の整備が進んできているが、今年から高等学校もその対象として情報教育のカリキュラムも大きく変わる。特にすべての高校を対象に実施される「情報」科目にはA、B、Cの3つが選択対象として用意されている。この中からどの科目を選択するかは各校の判断による。小林先生の在籍される神奈川大学附属中高等学校では、数年前より積極的にマルチメディアを使った授業を取り入れており、学校教育における情報教育のパイオニア的な立場にある。 小林先生は、同校の情報科および技術家庭科の教諭として、中学3年、高校2年、そして高校3年の情報授業を担当されるとともに中学3年の学級担任を務められている。さらに情報委員会ワーキンググループの活動として、学校内の情報機器、教育内容、予算についての検討、学校Webページの制作と管理、機器メンテナンスを行っている。 小林先生の一日はごく一般的な先生の一日と変わらない。まず、朝8時ごろに出勤して、担任クラスのホームルームを行ったあと、6時限目終了の15時まで授業をこなす。この授業は、Windows 50台とMac 50台を使った最先端の環境でのコンピュータ教室で行われる。そして、放課後にはさらに生徒たちにこのコンピュータ教室を開放し、生徒の質問や授業の補習、委員会の活動の中でコンピュータやインターネットを使う場合の指導にあたっている。その後、18時には生徒を完全下校させ、コンピュータ教室を施錠し、その後に残務整理をして、20時には帰宅、というのが先生の一日となる。 ユニークなのは、課外活動として行っている中高校生教材Webページコンテスト 「ThinkQuest@JAPAN」 に提出する作品制作や高校2年生の沖縄修学旅行の論文制作、広報委員会による広報誌の制作、中学3年生の総合的な学習の時間のテーマ学習の発表するWebページの制作、といったよう、数々のデジタル制作について指導している。 さらに文字認識率があがるといいですね取材にうかがった当日は、まさにその放課後の時間で、コンピュータ教室の隣にある先生の控室には所狭しと、さまざまなパソコンやサーバが置かれ、中央のテーブルでは、先生と生徒数名が一足先にモニタ機として届いていたタブレットPCを囲んでいた。まずはじめに、タブレットPCをさわってみた感想をうかがった。 チバ まず、タブレットPCにふれてみた感想をお聞かせください。特にパソコンに手書き入力する、ということについてはどのようにお感じになりましたか? [チバヒデトシ, ITmedia ] 前のページ | 1/2 | 次のページ Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. FeaturesPICK UP
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