Windows Journalメニュー解説:「編集」メニューその1Microsoft Windows XP Tablet PC Editionに標準で付属し、タブレットPCの機能を堪能できるソフトが「Windows Journal」だ。手書きのコメントや図形などをそのままノートファイルとして保存したり、手書き文字認識機能でテキストファイルに変換できる。また、ほかのアプリケーションのファイルを読み込んでコメントなどを書き込むことも可能だ。ここでは「Windows Journal」の操作メニューを詳細に解説していく。「編集」メニューおなじみの項目も見受けられる「編集」メニュー。「ページの選択」を実行した場合は「削除」の項目が「ページの削除」に変わる Windows Journalメニュー詳細解説、今回は「編集」メニューの項目を紹介する。編集メニューには「元に戻す」「コピー」「貼り付け」といった、一般的なアプリケーションでもおなじみの項目が目立つ。 元に戻す - ひと筆、やり直し - ひと筆「元に戻す」「やり直し」は、一般的なアプリケーションと同様に最新の操作を取り消したり、取り消した操作を復帰させるコマンドだ。Windows Journalは手書きのアプリケーションのため、元に戻す操作は「ひと筆」ごとになる。「元に戻す」には「Control+Z」、「やり直し」には「Control+Y」のキーボードショートカットが使用できるほか、ツールバーにもボタンが用意される。「元に戻す」「やり直し」は、一般的なアプリケーションと同様のコマンドで、ともに50回まで行える。回数を変更するような設定は用意されていない 切り取り一般的なアプリケーションと同じく、選択した部分を削除しクリップボードに送るコマンドだ。切り取りを行った領域は、ほかのファイルやアプリケーション上に貼り付けられる。Windows Journalの場合は選択ツールで取り囲んだ領域が画像としてコピーされる。「Control+X」のキーボードショートカットのほか、ツールバーのボタンから実行することもできる。 切り取りを行う場合には、あらかじめ該当する部分を選択ツールで取り囲んでおく テキストとしてコピーWindows Journalでは、手書きの文字をテキストとしてほかのファイルやアプリケーション上に貼り付けることができる。「テキストとしてコピー」を選択するとウィンドウが表示され、手書き文字が正しく認識されているかどうかを確認できる。認識が正確でない場合には、その文字を選択することで変換候補が一覧表示される。また、選択した文字の右上に表示されるアイコンをタップすれば、変換候補がプルダウンメニューで表示される。正しいテキストに変換できたら、「コピー」をタップすることでテキストとしてクリップボードに送られる。 「テキストとしてコピー」を選択するとウィンドウが表示され、文字認識の確認と修正が行える。修正作業をプルダウンメニューから行うことも可能だ コピー、貼り付けコピーと貼り付けも一般的なアプリケーションと同様のコマンドだ。コピーする場合は、あらかじめ該当する部分を選択ツールで取り囲んでおく。コピーのコマンドは選択範囲を画像データとしてクリップボードに送るため、テキストデータとしてコピーする場合には「テキストとしてコピー」を使用する。貼り付けを行った場合は、場所の移動や拡大、縮小をドラッグで行える。「コピー」には「Control+C」、「貼り付け」には「Control+V」のキーボードショートカットが使用できるほか、ツールバーのボタンからも実行できる。 選択ツールによって囲んだ部分は、最小の範囲になるよう自動的に選択範囲が調節される 貼り付けを行ったデータは、中央部分をドラッグすることで場所の移動、コントロールポイントをドラッグすることで拡大、縮小が可能だ 選択ツール範囲選択を行うための「選択ツール」に切り替えるコマンド。実際にはメニューから選択するよりもツールバーのボタンをタップする方が速いだろう。選択ツールを多用する場合には、ペンのボタンに機能を設定しておくと便利だ。 すべて選択キーボードショートカットに「Control+A」を使用する「すべて選択」もおなじみのコマンドだが、Windows Journalでは書き込んだ部分が最小範囲で選択される。ページ全体を選択したい場合には「ページの選択」を使用する。選択状態からはコピーや切り抜きが行えるほか、中央部分をドラッグして場所を移動したり、コントロールポイントをドラッグして拡大、縮小が行える。 「すべて選択」では、書き込んだ部分が最小範囲で選択される。貼り付けを行ったデータのように場所の移動や拡大、縮小が可能だ ページの選択ページ全体を選択したい場合に使用するコマンド。ノートファイルの1ページをほかのノートファイルにコピーする場合や、ほかのアプリケーションに貼り付けて活用したいときなどに有効な機能だ。ページを選択した場合には、当然ながら移動や拡大、縮小は行えない。 選択範囲の取り消し一度選択した領域を解除したいときに使用するコマンドで、「Esc」キーでも実行できる。しかし、実際には選択ツールの状態でほかの部分をタップすれば選択が解除される。 削除選択した領域を削除したいときに使用するコマンドで、「Delete」キーでも実行できる。誤って削除してしまったときは「元に戻す」コマンドで復帰すればよい。 [吉澤亨史, ITmedia ] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. FeaturesPICK UP
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