Windows Journalメニュー解説:「編集」メニューその2

Microsoft Windows XP Tablet PC Editionに標準で付属し、タブレットPCの機能を堪能できるソフトが「Windows Journal」だ。手書きのコメントや図形などをそのままノートファイルとして保存したり、手書き文字認識機能でテキストファイルに変換できる。また、ほかのアプリケーションのファイルを読み込んでコメントなどを書き込むことも可能だ。ここでは「Windows Journal」の操作メニューを詳細に解説していく。

「検索」メニュー

 キーワードからファイルやフォルダ内を検索するコマンドで、「Control+F」のキーボードショートカットが割り当てられている。検索を選択すると「検索バー」が表示される。ここで検索する文字列や場所を入力、選択して「検索」をタップすれば検索が実行される。バーの位置は「ツール」メニューの「オプション」でウィンドウの上部か下部かを選ぶことが可能だ。

「検索」をタップすると「検索バー」が表示される。表示場所はウィンドウの上部、下部を指定することができ、閉じる場合は右側の「×」をタップする

 Windows Journalの検索は手書きで入力した文字も対象にできることが特徴だ。手書き文字から認識したノートファイルのタイトルはもちろん、ノート上に書き込まれた手書き文字も検索対象となる。「高度な検索」をタップするとバーが拡大され、ファイルの最終変更日を条件に含むことができる。手書き文字を検索対象としない場合は、「完全に一致しないものを含む」「ドキュメントのイメージのテキストも検索する」のチェックを外すといいだろう。

「高度な検索」に切り替えると検索バーの項目が増え、最終更新日や検索オプションが表示される

ページへ移動

「ページへ移動」は、開いているノートファイルからページ数を指定して表示させるのに便利な機能だ。「Control+G」のキーボードショートカットでも実行できる。実行するとウィンドウが表示され、「ページ番号」に目的のページ数を入力する。上下の矢印で数値を変更することも可能だ。ただし、Windows Journalの画面右下にもページ数と上下の矢印が表示されているので、使用頻度は少ないかも知れない。

「ページへ移動」は、開いているノートファイルからページ数を指定して表示させる機能だ

インクの形式

 ノートファイルに記入した手書きの文字をコピーし、ほかのノートファイルやアプリケーションに貼り付ける場合、その線の太さや色を指定するのが「インクの形式」だ。そのため、選択ツールによって選択状態にしないと項目がアクティブにならない。「ペンに基づく」と「カスタム設定」が用意され、デフォルトでは「カスタム設定」になっている。「ペンに基づく」を指定すれば、手書きに使用したペンの設定がそのまま受け継がれる。「カスタム設定」ではテキストに変換する際、太字や斜体を指定できる。

選択ツールによって手書きの文字などを選択した状態で実行できる「インクの設定」は、貼り付ける際のインク設定を行える

[吉澤亨史, ITmedia ]

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