Brand New PC Style / Creative Business:広末恵子さん(スーパー・スタジオ デザイナー)01

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広末  こうして(手に持って)書いていると、まるでお絵描きをしているような感覚ですね。でも、これだといくらでも楽な姿勢で使えそうですね。寝ころんだり、立ったままだったりとか(笑)。少なくとも今よりは、肩が凝らなさそう。

※デザイナーの仕事には最低でも21インチなどの大きなモニタが不可欠で、一日中、デスクというのが普通。疲れ目や肩こりなどの悩みを抱えている人も多い。

チバ  まずはワークスタイルの基本的な悩みは解決してくれそうですね。

広末  でも、クリックやドラックするのが難しい感じがします。これって慣れの問題なんでしょうか?

チバ  ペンを使う際の調整もできますし、やはりペンで入力することとに慣れるまでは最初の内はやりにくかもしれませんね。

広末  なるほど。でも、慣れてしまえば、ペンの方が細かい作業がし易いし、手仕事に近い作業が忠実にできそう。デザイナーにとっては、願ってもないことだと思います。

チバ  やはりデザインのお仕事はペンや筆の手作業、というイメージもありますもんね。

広末  でも、デザインのお仕事って、いまやマウスで絵を描くことがほとんどなんですよ。そういう意味ではペンを使うのは逆に新鮮ですね。ペンなら手描きの風合いを残したデジタルのイラスト制作なんかもできちゃいそうですね。タブレットPCなら、マウスではできない面白いことができそうな予感がします。

チバ  他にはなにか気がついたことはありますか?

広末  手描き文字をタイプ文字に変換できる機能も面白いですね。

チバ  いわゆる文字認識ですね。これがタブレットPCの最大の特徴なんですよ。

広末  そうなんですか(笑) デザイナーって、メールはともかくテキストを打つことが仕事の中心というわけではないので、文字認識についてはあまりピンと来ないかもしれませんね。でも、これならテキストを扱う作業をするときに、難易漢字なんか扱いやすそうですね。

タブレットPCで作詞!?

チバ  ところで、広末さんはデザイナーというお仕事の顔とは別にミュージシャンとしての顔も持っていると聞きましたが。

広末  ええ。仕事とは別に音楽活動をずっとやっています。moonaという名前で、現在はアルバムの制作中です。

チバ  スゴイですね。いつリリースするんですか?

広末  『angle(アングル)』というアルバムが6月11日に発売になります。私はヴォーカルと作詞担当で、岸智也さんという方が曲を作っています。

チバ  では、お仕事とアーティストの二足の草鞋で大変ですね。

広末  そうなんです。ここのところは、レコーディングなどがあって、会社を休ませていただくことが多くて。私は大阪出身なのですが、音楽活動の拠点も大阪なので、一週間に何度も東京と大阪を往復していて、大変ですね。

チバ  デザイナーとしては、あまりなかった生活を送っている、という感じですね。

広末  ええ。出張されることが多いお仕事の方の大変さが少しわかったような気がします。でも、こう移動が多いとメールをとったりするのも大変なんですね。

チバ  そうですね。みなさんいろいろ苦心してモバイルされていますよ。

広末  そんなとき、このタブレットPCなら薄くて軽いから私でも持ち運びできますね。手書きだから、新幹線の中で思い浮かんだ言葉を気軽に書き留めたり出来そうだし。デザイナーとしても軽いスケッチとかできそう。

チバ  いろいろとアーティストとして幅を広げてくれるかもしれませんね。もし、タブレットPCを誰かに勧めて、と言われたら誰に勧めますか?

広末  私の両親は、ペン付きのワープロを使っていて、「ペン付きが絶対良い」と常々、言っているので、パソコンを扱い慣れていない人には馴染みやすいかもしれないですね。ぜひ、両親に薦めたいと思います。

チバ  機会があれば、ご両親の感想も聞かせてください。

 次回は広末さんをはじめスーパー・スタジオのみなさんにも、タブレットPCに触れていただき、デザイナーとしての感想をお聞きしたいと思う。また、広末さんにはアーティストとしてタブレットPCがどんな使い方ができそうか、お話をうかがう。

[チバヒデトシ, ITmedia ]

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