Brand New PC Style / Web Business:曽利昌広さん(ドラゴンフィールド(株) コンテンツ事業部)03曽利さん的“タブレットPCのスタイル”とは?チバ こうしてお話をうかがってみると、曽利さんにとってタブレットPCはフィットしたという印象を受けますが、いかがでしょうか? 曽利 そうですね。フィットしたとすれば“タブレットPCのスタイル”というものではないかな、と考えています。というのは、タブレットPCは先にニーズありきの製品ではないように思うからです。従来のデスクトップやノートブックのスタイルはもはや完成されていますし、仕事に使うためにタブレットPCを持ってきて従来のパソコンと置き換えるという使い方は、あまりタブレットPCとしての意味をなさ無いように思うんです。 チバ では、“タブレットPCのスタイル”とはどういうことなんでしょう? 曽利 ノートでも、デスクトップでもない、タブレットPCならではの使い方、それこそがとても重要なんです。その最初のひとつはいつでもどこでもタブレットPCで、という習慣になることだと思います。そこから生まれてくる新しい使い方をタブレットPCとともに探す。それが“タブレットPCのスタイル”ということだと思います。私がタブレットPCを使ってみて見つけた“タブレットPCのスタイル”は、ちょうど生活における『紙』のような存在としてですね。 チバ タブレットPCが『紙』のような存在になるには、さまざなな課題があると思いますが? 曽利 究極的にはキーボードはなくてもいいと思います。課題となるのが、バッテリの問題だと思います。そしてそれに備えての電源コードですね。あとは先にも言いましたように無線LANによるネットワークが必要不可欠だと思います。ちょっと喫茶店で打ち合わせ。そんなときに、その喫茶店がホットスポットだと嬉しいですし、そうすればそこを確実に選ぶようになると思います。 チバ そしてそこには必ずタブレットPCがある。 曽利 ええ、いちいちパソコンの前まで行って作業するのではなく、ふとした時のひらめきや気付きがあった時に、手を伸ばせばすぐそこにタブレットPCがある、というように。そんな場所にいつもタブレットPCがあれば、もっともっと生活が豊かになるように思います。何気なくタブレットPCが置かれている生活はイマジネーションをかならず発達させてくれると思います。 チバ タブレットPCが常にそばにある生活、それこそが曽利さんの“タブレットPCスタイル”というわけですね。 曽利 そうです。紙のように不可欠な存在として生活にタブレットPCが溶け込んでいる、そんなイメージです。 チバ そんな日が来るのもそう遠くはないのではないでしょうか。今回はモニタ、そして取材にご協力いただきありがとうございました。 [チバヒデトシ, ITmedia] 前のページ | 2/2 | 最初のページ Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. FeaturesPICK UP
ベールを脱いだ“Origami”、MicrosoftとIntelがOrigamiことUMPCを披露
“Origami”命名者らが明かすUltra-Mobile PC構想
1キロを切る超小型・軽量のコンバーチブル型タブレットPC──富士通「FMV LIFEBOOK P8210」
これが“ThinkPad”クオリティのタブレットPCだ──レノボ・ジャパン「ThinkPad X41 Tablet」
デジタルクリエイター教育におけるTabletPCの可能性──デジタルハリウッド杉山学長インタビュー
サラリーマンのためのタブレットPC使いこなしガイド 第1回:OneNoteの登場でタブレットPCがいっそう身近に(1)
マイクロソフト、次世代TabletPCのコンセプトモデルを初披露
TabletPCの現在、そして未来を語る──モバイルプラットフォーム事業部GMインタビュー
ペンオペレーションでモバイルAVノートの魅力が変わる──富士通「FMV-BIBLO LOOX P70R」
タブレットPCのプレゼンは、なぜ琴線を揺さぶることができるのか?
コンバーチブル型を採用した企業ユースのメインストリームモデル──日本HP 「HP Compaq tc4200 Tablet PC」
オフィスを狙った本格仕様の2スピンドルコンバーチブル型タブレットPC──富士通「FMV LIFEBOOK T8210」
TabletPCでペーパーレス化や広告イメージの具体化・共有化を実現
タブレットPC・ガールの旅日記Vol.8「東京ベイエリアに行きました」 |