満足度の高いケータイメーカー、トップは
ネットエイジアが携帯電話メーカーに関する意識調査の結果を発表。満足度が最も高いのはシャープで、以降、僅差でソニエリ、NEC、富士通と続いた。
ネットエイジアは6月16日、ケータイ端末の満足度に関する意識調査の結果を発表した。同調査は5月25日から同27日まで、10代から30代の携帯電話ユーザーを対象に行ったもので、回答サンプル数は500人。
現在使用しているケータイメーカー(複数利用している場合は、最も使用している端末のメーカー)を聞いたところ、トップはシャープで25.0%、以下、パナソニック モバイルコミュニケーションズが16.4%、NECが12.6%、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズが8.0%と続いた。
ケータイの総合満足度について、各メーカーのユーザーごとに見ると、「かなり満足」と「まあまあ満足」を合わせた「満足」層がもっとも多かったのはシャープユーザーで、86.4%が満足していると回答。これに僅差でソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズユーザーが85.0%で続き、NECユーザーの84.1%、富士通ユーザーの83.9%、パナソニック モバイルコミュニケーションズユーザーの82.9%が満足と回答している。
現在利用しているケータイの各項目についての満足度を聞いたところ、「やや不満」と「かなり不満」を合わせた「不満」がもっとも高かったのは、「反応スピード」(インターネットの画面表示・切り替え)で、不満を感じている人の割合は46.8%となった。また「バッテリーの持続性」が42.4%、「反応スピード」(インターネット以外の操作)が39.4%と並んだ。
ケータイを買い替える予定があるかを聞くと、「2年以内に買い替える予定である」という回答が34.6%で、50.4%が「具体的な予定はないが、いずれは買い替えたいと思っている」と回答。買い替え予定がある人と、いずれ買い替えたいと考えている回答者425人に、どのメーカーのケータイに買い替えたいと思うかを、最大3つまでの限定回答形式で聞いたところ、トップは「シャープ」で52.5%、2位は「パナソニック モバイルコミュニケーションズ」で40.5%、3位は「NEC」で26.6%、4位は「ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ」で23.5%となった。
さらにこの結果を、各メーカーのユーザー別に見ると、どのメーカーも、現在そのメーカーを利用しているユーザーの6割から8割が同じメーカーに買い替えたいと回答している。ただし、全体結果でトップとなった「シャープ」では、パナソニック モバイルコミュニケーションズ端末ユーザー、東芝端末ユーザー、日立製作所端末ユーザーの約5割がシャープ端末に買い替えたいと回答するなど、シャープ人気の高さがうかがえる。
なお、アップルでは、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ端末ユーザーが他のユーザーよりも高く、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ端末ユーザーの4人に1人iPhoneに買い替えたいと考えていることが分かった。
関連キーワード
シャープ | ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ | パナソニック モバイルコミュニケーションズ | NEC(日本電気) | Apple | 富士通 | 日立製作所 | ネットエイジア | 東芝 | 意識調査
関連記事
- 携帯電話の顧客満足度、auがトップに――J.D. パワー調査
J.D. パワー アジア・パシフィックが、2008年の携帯電話顧客満足度調査の結果を発表。2007年に続いて2008年もauがトップを獲得した。 - “ワンセグ機能の満足度”が最も高いケータイメーカーは
ネットリサーチサービスのDIMSDRIVEが、ワンセグ危機の利用に関する調査結果を発表。ワンセグの視聴は「週に1回以上」が約半数を占め、ニュース・報道コンテンツの人気が高い。ワンセグ機能の満足度が最も高い端末メーカーはパナソニック モバイルとなっている。 - 次世代ケータイの開発、期待度トップはシャープ
アイシェアが次世代ケータイに関する意識調査の結果を発表。次世代ケータイの開発に期待するメーカーは、トップがシャープ。2位にはソニー・エリクソン・モバイル、3位にはパナソニック モバイルがランクインした。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.