HTC、3D対応Android「HTC EVO 3D」や7インチタブレット「HTC EVO View 4G」を発表
HTCが米国のオペレーター、Sprint Nextel向けに最新のAndroidスマートフォン「HTC EVO 3D」とタブレット端末「HTC EVO View 4G」を発表した。
HTCが3月22日(米国時間)、米国フロリダ州オーランドで開催されているCTIA WIRELESS 2011で、米国で第3位のシェアを持つオペレーター、Sprint向けの新型Android端末「HTC EVO 3D」やタブレット端末「HTC EVO View 4G」を発表した。いずれもSprintの4Gサービス(WiMAX)に対応した端末で、今夏の発売を予定している。
WiMAXと3Gに対応した3Dスマートフォン「HTC EVO 3D」
HTC EVO 3Dは、4.3インチのQHD(960×540ピクセル)3D液晶を搭載し、5MピクセルCMOSカメラを2基搭載した3Dスマートフォン。メインプロセッサは1.2GHzで動作するQualcommのデュアルコアプロセッサSnapdragon MSM8660で、OSはAndroid 2.3。HTC独自のユーザーインタフェース「HTC Sense」も備える。最大8台までのWi-Fi対応機器を3G(CDMA2000 EV-DO Rev.A)およびWiMAX経由でネットに接続できるWi-Fiルーター(テザリング)機能も用意する。
3D写真の撮影のほか、3D動画も撮影可能で、3D映像は720pでの撮影に対応。HDMIやDLNA経由で映像をテレビなどに映し出せる。1.3Mピクセルのインカメラも備えた。IEEE802.11b/g/nやBluetoothに対応し、近接センサー、光量センサー、ジャイロ、電子コンパス、FMラジオを搭載。内蔵メモリは4Gバイト(RAM 1Gバイト)で、8GバイトのmicroSDHCを同梱する。外形寸法は約66(幅)×127(高さ)×12(厚さ)ミリ(5.0×2.6×0.48インチ)で、重量は約170グラム。バッテリー容量は1730mAh。
3D映画を含む多数の映画がレンタル/購入できる「Blockbuster On Demand」アプリをプリインストールしているのも特長だ。
7インチAndroidタブレット「HTC EVO View 4G」
HTC EVO View 4Gは、7インチのディスプレイを搭載したタブレット端末。画面の解像度は1024×600ピクセル。プロセッサは1.5GHzのQualcomm Snapdragonを搭載し、OSはAndroidを採用する。Android OSのバージョンは明らかにされていない。カメラは5Mピクセルのアウトカメラと1.3Mピクセルのインカメラを備え、モバイルWi-Fiルーター(テザリング)機能も持つ。内蔵ストレージとして32Gバイトのメモリを搭載し、microSDカードスロットも用意している。
通信方式はCDMA2000 1X EV-DO Rev.AとWiMAXに対応。外形寸法は112.5(幅)×195.4(高さ)×13.2(厚さ)ミリで、重さは約422グラム。バッテリーは4000mAhのリチウムポリマーバッテリーを搭載する。映画のレンタルや購入が可能なBlockbuster On Demandアプリはこちらにもプリインストールされる。
別売のペン「HTC Scribe」を利用すると、手書きのメモなども作成可能。文書に手書きで絵や文字を書き加えるといったことも容易に行える。
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