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ソフトバンク、米Sprint買収報道に「協議していることは事実」とコメント
10月11日に、ソフトバンクが米国の携帯電話事業者、Sprint Nextelの買収について協議していると報じられた。ソフトバンクは12日に「協議していることは事実だが、決定した事実はない」とコメント。
ソフトバンクが米国の携帯電話事業者、Sprint Nextel(スプリント・ネクステル)の買収を目指して協議に入ったと一部報道機関が10月11日に報じたが、ソフトバンクは「憶測に基づいたものです。当社から発表したものではなくコメントはありません」と同日にコメントした。
一方、Sprintはソフトバンクからの出資について協議中である旨の声明を11日(現地時間)に発表した。するとソフトバンクも翌12日午前に「昨日より、弊社がスプリント・ネクステルへの出資を検討しているという報道がなされています。協議をしていることは事実ですが、現時点で決定した事実はありません」とのコメントをあらためて発表した。
報道によると、ソフトバンクがSprint株の約70%を取得し、買収額は1兆円を超えるとされている。
SprintはAT&TやVerizon Wirelessに次ぐ、米国第3位の携帯電話事業者。契約数は約5600万。昨年からiPhoneを扱うようになり、「iPhone 4S」「iPhone 5」を販売している。通信サービスはCDMA2000に加え、LTEの展開にも注力している。
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