米ホンダは、北米国際自動車ショー2012で、新型「アコード クーペ コンセプト」のデザインスタディモデルを初披露した。新型アコードシリーズには、ホンダ初となる2モーターのプラグインハイブリッドカーが含まれる。
新型アコードには、ホンダが2011年11月に発表した次世代革新技術「EARTH DREAMS TECHNOLOGY(アース・ドリームス・テクノロジー)」を米国モデルとして初採用。これは、内燃機関やトランスミッションの効率向上やモーターなどによる電動化技術を進化させることで、走りと燃費を高次元で両立させるというもの。同社では、3年以内に各カテゴリーでの燃費ナンバー1を目指している。
新型アコードは、2.4リッター直噴4気筒エンジン、3.5リッターV型6気筒エンジン、プラグインハイブリッドの3タイプを展開。2.4リッターエンジンにはレスポンスの良さを向上した新開発のCVTを組み合わせる。EARTH DREAMS TECHNOLOGYでは、2.4リッターエンジンで徹底的な低フリクション化を実施し、現行モデルに比べて燃費、出力で5%、最大トルクで10%の向上を、3.5リッターエンジンでは、新動弁機構の採用と直噴化で燃費で10%以上、出力で5%以上の向上を目指す。
プラグインハイブリッドモデルでは、「EV」「ハイブリッド」「エンジン直結」の3モードの使い分けが可能になる。EARTH DREAMS TECHNOLOGYの2モーターハイブリッドシステムでは、120キロワットの高出力モーターを組み合わせることで環境性能と走りを両立。プラグインハイブリッド版のアコードは2013年冬の発売を予定する。
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