トヨタ自動車は、北米国際自動車ショー2012に、2015年ごろを想定した次世代4ドアコンセプトカー「TOYOTA NS4」を出展した。「ヒトとクルマと社会がつながる」技術を搭載するプラグインハイブリッドカーだ。
トヨタでは、2015年を「エコカーが当然のように普及している」と想定。東京モーターショー2011でも大きく打ち出していた「ヒトとクルマと社会がつながる」技術として、「FUN & EASY」をコンセプトに、インストルメントパネル中央部に直感的な操作ができる2画面ディスプレイの情報端末を配置した。
室内の居住性では、高UVカット・熱反射ガラスやシースルーソーラーパネル・プレ空調などによる熱マネジメントを行い、快適な空間と低燃費を両立する。特に、シースルーソーラーパネル・プレ空調は、光を透過させて室内を明るくするだけでなく、ソーラーパネルで発電した電力を使って空調を稼働させ、炎天下の駐車時でも車内温度の上昇を防ぐという。
ヒューマンセーフティ面では、歩行者との衝突をバンパー部分の圧力センターで検知し、自動的にフード後方を持ち上げてフード下に空間を作り、歩行者頭部への傷害を軽減する「ポップアップフード」や、車載カメラで検知した先行車や対向車に直接ハイビームを当てないように部分的に遮光する「アダプティブ ドライビングビーム」などを採用する。さらに3台のリアビューカメラを使い、パノラマ画像を情報端末に表示することで広い後方視界を確保する。
ボディサイズは、4650×1770×1370ミリ(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2700ミリ。
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