シチズン時計は、高級ウオッチブランド「CAMPANPLA(カンパノラ)」から光発電エコ・ドライブを搭載した「塵地螺鈿(ちりじらでん)」を8月中旬に発売する。限定300本で、価格は34万6500円。
塵地螺鈿は、バーゼルワールド2012で披露したモデルの1つで、ネーミングは、6時位置のサブダイヤルに施した日本の伝統工芸「塵地螺鈿」から取っている。コンセプトの“宙空(ちゅうくう)の美”が示すとおり、黒うるしで宇宙に広がる漆黒の闇を表現し、そこに貝の真珠層を職人が丁寧に貼り込んで輝く星空を生み出した。
また、黒く鈍く光るステンレススチールケースとベゼルには、カンパノラとして初めてオールミラーDLCコーティング(ダイヤモンドのように硬いカーボン硬質膜コーティング)を施した。厚みのあるバンドには、肝(はら)ワニ部位の竹班(たけふ)を用いた。バンド下にはフラップを設け、大振りケースでも装着感を向上している。
光を吸収し発電するソーラーセルは、文字盤の見返し部分にリング状に配置。フル充電状態で約6カ月可動する。
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