ブリヂストンは、開催中のパリモーターショー2012に、タイヤの将来を示唆する「100%サステナブルマテリアルコンセプトタイヤ」を参考出品した。持続可能な社会の実現のため、材料を枯渇資源由来から再生可能資源由来へと変える取り組みを行い、2020年を目標に実用化を判断していく。
枯渇資源である石油に由来する合成ゴムはバイオエタノールから作るバイオ合成ゴムに、ゴム薬品はバイオ材料から作る加硫促進剤、老化防止剤などのバイオゴム薬品へ置き換えていく。石油や石炭から作る充填剤は植物油脂から作る高補強カーボンにシフトする。
また、東南アジアを中心に熱帯地域で大規模栽培が行われているパラゴムノキから生み出す天然ゴムには、乾燥地域で育つ低木「グアユール」も加えて生産地域の多様化を図る。補強繊維として使うレーヨンも汎用パルプから生産可能で収量の大幅増加が見込める新セルロース繊維といった新しい再生可能資源の活用を探る。
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