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» 2012年11月13日 18時26分 UPDATE

次期フィット ハイブリッドの心臓部? ホンダ、新ハイブリッドシステム発表

本田技研工業は小型ハイブリッドカー向けの次世代パワートレインを発表した。1.5リッターアトキンソンサイクルエンジンにモーターとデュアルクラッチを組み合わせる。

[岡田大助,Business Media 誠]
ホンダ i-DCDが追加され、小型車から大型スポーツまでのハイブリッドシステムがそろった(出典:本田技研工業)

 本田技研工業は11月13日、小型ハイブリッドカー向けの次世代パワートレインを発表した。2011年11月に発表した「EARTH DREAMS TECHNOLOGY(アース ドリームス テクノロジー)」で掲げられていた新型ハイブリッドカーのカタチが見えてきた。

 今回発表されたのは、小型車向けの1モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID Intelligent Dual Clutch Drive(i-DCD)」だ。これは新開発となる1.5リッター直列4気筒アトキンソンサイクルエンジンに、高出力モーター内蔵の7速デュアルクラッチトランスミッション(DCT)とリチウムイオンバッテリーを組み合わせるもの。なお、すでにバイクでは「VFR1200F DCT」にDCTを搭載しているが、ホンダの4輪車に採用するのは初めてだ。

どうなる? 次期フィットの燃費

 現在、ホンダが採用するハイブリッドシステムIMA(Honda Integrated Motor Assist System)ではエンジンとモーターは直結されているが、i-DCDではクラッチを挟むことで必要に応じてエンジンとモーターを切り離すことが可能だ。

 例えば、加速や高速クルーズではクラッチを接続し、1モーター+エンジンによるスポーティな走りを実現する。一方、発進や低・中速クルーズではエンジンを切り離しEV走行を行う。減速時にもエンジンを切り離しておくことで、エネルギー回生とあわせて燃費の改善に寄与するという。EV走行の航続可能距離は「時速50キロの定地走行で1.5〜3キロ程度」(ホンダ広報部)とのことだ。

 またホンダでは、「従来型の1モーターハイブリッドシステムに比べて30%以上の効率向上を実現する」としている。現行のフィット ハイブリッドは1.3リッターエンジンにIMA(Honda Integrated Motor Assist System)の組み合わせでリッター26.4キロ(JC08モード燃費)を実現している。

 2013年にはフィットのフルモデルチェンジが予定されており、新システムを搭載した次期フィット ハイブリッドが登場すれば、競合車種となるトヨタ アクアの燃費(リッター35.4キロ)を超える可能性もある。

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