各国からやってくる旅行者たち。日本からの女性客も目につく
「この時間にホテルに入っても仕方ないので、空港内でしばらく過ごしてから市内に移動しようと思います」――私と同じ便で日本から到着した女性の2人連れは、そう言ってショッピングエリアに消えていった。
成田からのエミレーツ航空便は、夜明け前のまだ暗い時間帯にドバイに到着する。しかしその時間でも、ショッピングモールなどは各国からのビジネスマンや旅行者で賑やかだ。どの国でも売っている化粧品や香水、酒類などのほか、ドバイは金が世界一安価で買えることでも知られている。ショーウィンドウにならぶ宝石類や高質な毛皮などの商品は、行き交う人たちの目を引きつけてやまない。欧米やアジアの空港では見られないアラビアンテイストの土産もたくさん売られているので、ウィンドウショッピングだけでも十分楽しむことができる。免税店のカウンターではメルセデスベンツなどの高級車が当たる“宝くじ”が発売されているは、何年か前に日本でも話題になった。
成田を22時に発つEK319便は夜明け前にドバイに到着
- これがファーストクラスの最高峰、エミレーツ航空の「プライベートスイート」だ
贅沢の粋をきわめたエアライン各社のファーストクラスのなかでも、エミレーツ航空がオール2階建て機エアバスA380に設置した個室キャビン「プライベートスイート」はとにかくスゴい! 成田からドバイへのEK319便で体験した、極上の空のもてなしをレポートする。
- よく聞く「ハブ空港」って何?
2011年12月からスタートし、空の旅を続けながら読者のさまざまな質問に答えてきた「旅客機と空港のQ&Aシリーズ」。到着したロンドンから送る最終回は、空港でふと疑問に思う4つの話題にスポットを当てる。
- 世界最大のオール2階建て旅客機、エアバスA380を解剖する
2007年10月にシンガポール航空のシンガポール/シドニー線でデビューを果たしたエアバスのオール2階建て旅客機A380の、世界へのネットワークが広がっている。「空飛ぶ豪華ホテル」の異名をもつこの巨人機は、どんな発想から生まれ、旅の可能性をどう広げたのか?
- 大韓航空のエアバスA380がソウル/成田線に就航
2011年6月17日、大韓航空のエアバスA380がソウル/成田線に就航した。私は前日に仁川国際空港に入り、当日朝9時10分発の就航初便で成田までのフライトを体験。その詳細をレポートする。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.