カシオ、世界初「GPS+電波時計」G-SHOCKやスマホ連携アナログウオッチをバーゼルで参考出展BASEL WORLD 2014

» 2014年04月02日 16時18分 公開
[Business Media 誠]

 カシオ計算機は、スイス・バーゼルで開催中の世界最大の宝飾・時計の見本市「バーゼルワールド 2014」に出展。世界で初めてとなる、GPS機能と電波受信機能のハイブリッドシステムを実現したG-SHOCKや、Bluetoothでスマートフォンと連携するクロノグラフEDIFICE、OCEANUSのバーゼルモデルなどを参考出品している。

バーゼルワールド2014 カシオブース

世界初! GPS+電波受信機能搭載「G-SHOCK GPW-1000」

G-SHOCK GPW-1000

 G-SHOCK「GPW-1000」は、世界で初めてのGPS機能と電波受信機能の両方を搭載した電波時計だ。通常は電波受信機能で時刻を受信するが、GPS受信機能と相互補完することで、より簡単・確実な時刻受信を可能にする。コンセプトモデルとしての出品で、発売時期や価格は未定だ。

 GPW-100では、ソニー製のGPS LSIチップを採用している。カシオとソニーの2社が協力してチップをカスタマイズし、大幅な低電力化を実現。腕時計への搭載を可能にした。

Bluetoothでスマホとつながるアナログウオッチ「EDIFICE EQB-500」

EDIFICE EQB-500

 モータースポーツファンにアピールするクロノグラフを展開するブランド「EDIFICE」からは、Bluetoothでスマートフォンとつながる「EQB-500」を参考出品している。スマートフォンの時刻情報を表示するほか、ワールドタイムやアラームなどをスマートフォンで設定が可能だという。こちらも参考出品で、発売時期や価格は未定。

 カシオではこれまでもiPhone/AndroidにつながるG-SHOCK(参考記事)や、iPhoneとつながるスポーツウオッチ(参考記事)を発売しているが、いずれもデジタルモデルだった。同社のアナログウオッチでBluetooth V4.0に対応したのはEQB-500が初めて。

 デジタルウオッチに比べ、アナログウオッチでは針を動かすために大きな電力が必要になる。EQB-500ではLAPIS Semiconductorと共同開発した超低消費電力のLSI「Bluetooth Low Energy LSI(ML7105)」を搭載し、スマホ連携を実現した。


都会の夜のきらめきがテーマ、バーゼルスペシャルの「オシアナス マンタ」

OCEANUS MANTA「OCW-S3051S」

 今年(2014年)で10周年を迎えるメタル電波ソーラーウオッチ「OCEANUS」(オシアナス)からは、プレミアムラインである「OCEANUS Manta(オシアナス マンタ)」の特別仕様モデル「OCW-S3051S」が発表された。6月に発売予定で200個限定、28万5000円(税別)。

 オシアナス マンタの最新モデル「OCW-S3000」(参考記事)をベースモデルにしており、漆黒の闇を連想させるブラックフェースと、ビル街からあふれる光を連想させるピンクゴールドを採用。随所にちりばめられたオシアナスブルーと合わせて、光り輝く都会の夜のきらめきを意識したデザインに仕上げた。また、ベゼルは16面にカットしたセラミックベゼルを採用し、丁寧な研磨を施すことでさまざまな光が混じり合う都会の町並みを光で演出しているという。風防には再結晶ブルーサファイヤを採用したほか、裏ぶたには特別仕様の立体エンブレムを配し、スペシャルモデルらしい仕上げを施している。

(出典:カシオ計算機)

“ヴィンテージ”がテーマのスペシャルなMR-Gは500個限定

 毎年恒例、G-SHOCK「MR-G」の2014年バーゼルスペシャルも発表されている。2014年のスペシャルモデル「MTG-S1000BS」のテーマは“ヴィンテージ”だ。500個の限定生産となる。

 ベースモデルは最新のMR-G「MTG-S1000」(参照記事)。ゴールドIP処理とブラックIP処理を重ねてヴィンテージ感を出しているという。

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