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» 2014年07月25日 19時45分 公開

頼れる“航海機器”か? 船乗りのためのG-SHOCK「GULFMASTER」を船乗りが着けてみた海の男がマジで使う(3/4 ページ)

[長浜和也,Business Media 誠]

「航海機器」として重要になる視認性と形状

 航海において、時計は時刻を示すだけでなく重要な“航海計器”になる。

 GPSや電子海図と組み合わせた航海ソフトが普及した今では、事前に用意したウェイポイントを目指して航海することが多い。しかし、航海中ずっと電子海図やGPSの目標針路と残距離を注視しながら操船しているわけでない。船の速度から「このまま進めばあと何分でウェイポイント」と考えながら船を進めている。

 特に風の向きによって予定していた針路を急きょ変更することも多いヨットでは、「あと30分進んだらタック(風を受ける側を変えて)して針路を戻す」ということを繰り返して航海を続ける。

 そうなると、いちいちGPSや電子海図にウェイポイントを追加するのではなく、船のコンパスと時計を見ながら針路を変えるタイミングを把握するのが楽だ。このとき、揺れる甲板でも時計の針がどこを指しているのかを簡単に把握できることが“船乗りの時計”では重要になる。

船乗りならば、ティラーを握って操船している状態でも、時化て揺れが激しい状態でも、瞬時に針を把握できる視認性を求める。GULFMASTERは短針長針ともに太くて白く、針の位置をすぐに確認できた

 GULFMASTERは、短針と長針が白塗りで太く、黒地の盤上でとても見やすい。インデックスも白塗りの円形タイプを使っているので分かりやすい。ただ、5時、6時、7時、そして、9時、10時のインデックスは、時計に配置した液晶とタイドグラフ/気圧傾度インフォメーションのインダイヤルのため小さくなっている。曇り空や夜明け前日没直後、そして、夜間では、このあたりに針があると把握が難しいと感じた。

 時計の形状は、ロープを扱う甲板作業に配慮して、りゅうずにはガードを設け、ボタン類は高さを抑えることで、ロープがかからないようにしている。ただし、本体の高さが約16ミリほどあって、側面形状が16ミリほどあるので、小型船舶で利用が多い14ミリ径以下のロープだと時計本体にかかってしまうことがあった。ロープの扱いを考えると、側面も含めて時計本体の形状は丸みを帯びていると安心できる。

グローブをはめた状態でも操作できるように、りゅうずもボタンも径を大きくしている。ガードを用意したり背を低くしたりとロープが絡まないようにデザインしている(写真=左)。ただし、厚さが約16ミリあるのと、側面形状がほぼ垂直であることから、小型船舶で使うことが多い14ミリ径以下のロープは引っかかる可能性がある(写真=右)

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