IDC Japanは7月6日、国内データベース管理ソフトウェアおよびBI(ビジネスインテリジェンス)ツールの市場動向を発表した。
これによると、国内データベース管理ソフトウェアの2003年における市場規模は、IT投資の回復により、対前年比2.5%成長の約1679億円となり、3年ぶりにプラス成長だったという。
しかし、1990年代後半の急拡大期から2001年、2002年の縮小、調整期を経て、2003年からは安定成長期に入ったと見なされ、同市場の2003〜2008年までの平均成長率(CAGR)は、1.5%に留まると同社は予測している。
一方で、2003年の国内BIツールの市場規模は約238億円だった。2003〜2008年のCAGRは3.8%となり、2008年には287億円の市場規模に達するだろうと同社は予測している。
同社のソフトウェアリサーチマネージャー、井出和之氏は、「ベンダーは、低成長期に対応するビジネスモデルへの転換を図る必要がある。BIツールへの需要は旺盛だが、専業ベンダー以外の参入もあり、競争は激化する」と考察している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR