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地デジ放送視聴者がやや増加

» 2005年03月03日 17時42分 公開
[ITmedia]

 gooリサーチとjapan.internet.comは3月3日、定期レポート「第12回:地上デジタルテレビ放送に関する調査」の結果を発表した。

 これによると、地上デジタルTV放送の視聴意向は、「見たい」が74.7%、「見たくない」は14.8%、またすでに「見ている」人が10.5%だった。前回(第11回)の結果と比べると、すでに視聴している人が1.3ポイント増加したのが目立つ。

 また、「受信機などを購入して地上デジタルTV放送を早く見たい」と考える人も、前回から3.2ポイント増加して35.9%になった一方、「見たくない」は0.8ポイント減少して9.8%、「どちらともいえない」は2ポイント減少して53.6%だった。

 地上デジタルTV放送対応のテレビやチューナーを購入するのに、支出できる金額は、選択肢でもっとも価格が低い「5万円未満」と答えた人が81.1%でもっとも多く、この傾向は第1回目の調査から変化がない。

 対応機器の購入時期をたずねる質問に対しては、35.7%が「現在のアナログ放送が終了する2011年頃」と回答して最多。次いで、「わからない」(24.2%)、「3〜4年後」(18.9%)、「5〜6年後」(8.4%)という順番。

 現在、地上デジタルTV放送を視聴している人に、視聴形態をたずねたところ、CATVが前回から6.1ポイント減少しながらも59.1%でトップ。チューナー内蔵型TVが同じく5.3ポイント増加して31.4%、「対応チューナーをTVに接続」も1ポイント増加して8.6%となった。また、地域別で見ると、東京23区と大阪市はCATVが最も多く、東京23区は64.2%、大阪市は52.9%だが、名古屋市はチューナー内蔵型TVが最多で57.1%となり、地域ごとに視聴形態が異なることがわかった。

 地上デジタルテレビ放送を視聴している人の満足度は、「満足」が前回から3.3ポイント増加して22.9%、「どちらかといえば満足」も2ポイント増加して32.4%と、合わせると満足傾向にある人が過半数を超えた。

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