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HDD出荷25%増加、iPodのHDD離れで家電向けは予想割り込み

» 2006年02月07日 08時20分 公開
[ITmedia]

 調査会社TrendFOCUSが2月6日発表した統計によると、2005年のHDD市場はPCとサーバの好調に支えられ、出荷台数が25%増の3億8000万台となった。販売額は280億ドルとなり、前年より18%増えている。

 iPodやDVRなどの家電製品向けがHDD出荷全体に占める割合は16%を超えたが、予想されていた20%には届かなかった。これは、Appleの1インチHDD離れが原因だとTrendFOCUSは分析。「もしAppleがiPod miniの戦略を維持していれば、HDDの出荷はあと数百万台多かったはずだ」と解説している。

 出荷台数に占めるシェアは首位のSeagateが28.3%で前年より1.4ポイント拡大。2位のWestern Digitalは0.5ポイント減って17.4%となった。日立は15.4%でMaxtorを抜いて3位に浮上。Seagateによる買収が決まっているMaxtorは3.7ポイント減の13.9%で4位となった。以下、東芝(8.9%)、Samsung(8.7%)、富士通(6.3%)の順となっている。

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