コラム
» 2004年11月02日 14時03分 UPDATE

International Feel:Googleの衛星写真をiPod Photoに入れて東京散歩する妄想

みなさん、覚えてますか? 4月28日付の「狙撃」×「上場」×「危険な音楽」を最後に途絶えていた海外記事関連コラム「International Feel」が今週から鮮やかに復活。そのころは「Google上場か?」とかいっていたのが、今や時価総額でYahoo!を追い抜くまでに成長しているのだ。

[松尾公也,ITmedia]

「ドットコム」バブル到来か、それとも「GOOG」ブームのみに終わるか?

 10月25日、Google株は8.7%上昇し、187.40ドルをつけた。これは記念すべき数字となった。ドットコムブームの生き残りで最も成功した企業であるYahoo!の時価総額を上回ることになったのだ。Google株の取引が開始されたのは8月19日。わずか2カ月ちょっとで、前ドットコムバブルの覇者を追い抜いたことになる。

 公募価格は85ドルで、IPOのその日のうちに18%上昇したが、それでも100.33ドル。2倍の増収増益となった初決算後、さらに伸びて25日に記念すべき187.40ドル。29日の終わり値は190.64ドルとなったが、高値は199.95ドルと、200ドル超えまであと一歩だ。

 そのGoogleの先週の動きは、セキュリティ関連2件、サービス系で1件、企業買収1件、といったところ。

 まず、セキュリティ関連では新ワームの攻撃先として、MSと並んでGoogleが登場。7月にはGoogleをはじめとする検索エンジンを使ってメールアドレスを探すワームが登場し、その時にはワームの影響でGoogleなどがスローダウンしたが、今度のワーム「Zafi.C」はもっと直接的。分散型サービス妨害(DDoS)攻撃を仕掛けてくる。

 もう一つのセキュリティ問題は、まだまだβ状態が続くGmail。ひさびさにGmailのWhat's Newを見ると、10月5日付でメール到着を知らせるWindows用クライアントソフトのGmail Notifier、別のアカウントへのフォワード機能、コンタクトリストの改善、ドラフト保存機能といった改良が行われていた。ところが週末、このGmailにアカウント乗っ取りの脆弱性が存在していたのが分かった。既にフィックスはされている。

 サービス系でも動きがあった。Google Desktop SearchがWindowsだけでなく、Macintoshにも対応すると、エリック・シュミットCEOが表明したのである。Macでは優れた検索機能、Sherlockがあるし、次期OSのTigerではさらに優れた「Spotlight」が装備されるわけだが、Sherlockプラスアルファの機能もいくつか備えているようなので、Macユーザーにとってはうれしい話だろう。

 今週、Googleが手に入れたのはKeyholeという地図関連会社。人工衛星や航空機から撮影した写真を3Dでグリグリ動かすことができる(フライスルーといったほうがいいか)ソフトを販売している会社だ。

 米国のソフトだから日本のユーザーは無関係と考えるかもしれないが、対応地域リストを見ると、東京もしっかり入っている。しかも、解像度は1フィートまでサポートしているというからかなりのものだ(アメリカの主要都市でも1フィートがほとんど)。Keyhole 2 LTの価格は69.95ドルから29.95ドルに値下げされ、比較的安価なのでWindows環境にある人はトライしてみてはいかがだろうか。ぜひ、プロアトラス航空写真IIとの品質の違いを知りたいところだ。

 Keyholeの大きな特徴は、データが3D化されていること。モデリングされているわけではなく、3D空間に写真がマッピングされているだけだが、それでも任意の角度からリアルな写真を見ることができるメリットはある。

 今のカーナビがそうであるように、自分のいる地点からパースのかかったリアルな写真を見ることができ、なおかつそれがナビゲーションサービスに連動されていたら、キーポイントでその写真を確認しながら目的地に進むことができる。そうなったらすばらしいとしばし妄想してみる。これが実現すれば、方向音痴な私の目標到達率はずいぶん上がるに違いない。

今、iPodを買うならば

 でも、その写真はどうやって見たらいい? 携帯もいいけど、日本で11月上旬発売されるiPod Photoのクリックホイールでぐりぐりしながら見るのは楽しそうだ。

 iPodに動画対応を期待していた人は、iPodを動画ではなく写真対応にした理由を述べたジョブズ氏の発言をよく読むべきだろう。

 そりゃあ、ビデオもできたらいいけど、携帯電話のQVGAにも満たないiPodの画面でビデオ再生は無理というもの。大きくすれば、ばかでかくなってしまうというのはジョブズ氏の指摘のとおり。やはり、静止画ならば、クリックホイールで感覚的に操作できるというメリットは大きい。ビデオ出力があるというのも、簡易プレゼンツールにも使えてナイスである。

 とにかくU2のボノ&エッジまで参加したiPodイベントを詳しく知りたいのなら、「iPod専門誌」であるPlayList誌によるイベントレポートをお読みいただきたい。ただし、このレポートの中で、花柄iPodとビートルズとの関連について書いている部分があるが、それはちと違うと思うのだけど。

 ところで、この新iPodを買うのかどうか、よく聞かれるのでここで答えておくと、狙い目はiPod Photo 40GBモデル。ジャケット写真を山ほど登録した手前、写真表示機能はほしい。どうせ60Gバイトにはすべてのライブラリは入らないから容量はこれでいい。それでも今の第3世代40GBと併用すれば、当分はもちそう。U2デジタルボックスセットをゲットしても余裕のはずだ。え、iTunes Music Storeはまだ日本に来てないって?

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 たった1週間でこんなにイロイロなことがあったのに、半年もの間、いったい私は何をしていた(もしくはしないでいた)んでしょうね。

 種明かしをすると、5月の連休中に利き腕側の鎖骨を折ってしまったのだった。自転車を高速運転中、歩行者をよけようとして自爆。初救急車体験をして、2カ月くらいはギプス生活。ちなみに、まだリハビリ中で、右腕は水平から上には上がらない。

 8月には自動車が追突されるなど、道路関係ではまったくついてない。さらに、自爆したその自転車(Bianchiのクロスバイク)も、自宅前から盗まれてしまい、交通関係の不幸を一手に引き受けている感じだ。みなさん、くれぐれもお気をつけ下さい。ではまた来週。

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