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MSとGoogleに攻撃仕掛ける新ワーム

» 2004年10月29日 08時00分 公開
[ITmedia]

 電子メールで感染するZafiワームの新しい亜種「Zafi.C」が出現、セキュリティ各社が10月28日、ウイルス情報を公開した。F-Secureによれば、感染するとmicrosoft.com、google.comおよびハンガリー首相サイトのminiszterelnok.huに対して分散型サービス妨害(DDoS)攻撃を仕掛けるという。

 各社のウイルス情報によると、Zafi.Cは感染したコンピュータから電子メールアドレスを収集し、自身のSMTPエンジンを使用して電子メールを作成。差出人アドレスを偽装して送信する。メール本分はハンガリー語または英語で書かれ、ほかのウイルスの悪口が含まれているという。添付ファイルには「.DOC/.TXT」「.EXE/.SCR」など二重の拡張子が付いていることもある。

 このワームが実行されるとWindows System内部に「svchost.com」の名称で自らをコピーし、レジストリ内部にこのファイルのスタートアップキーを作成する。McAfeeの危険度評価は「低(要注意)」となっている。

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