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» 2006年10月04日 16時03分 UPDATE

デジタルワークスタイルの視点:名刺交換を無駄にしないための3つのポイント

ブログやSNSなどオンラインでの交流が充実すると同時に、イベントやセミナーなど直接出会う機会も増えています。リアルでの交流で行う名刺交換。とはいえ、次の機会に繋げるのは簡単ではありません。名刺交換の機会を無駄にしないためには――。

[徳力基彦,ITmedia]

 インターネットの普及により、ブログやSNSなどオンラインでの交流が非常に注目されていますが、オンラインが充実したことにより、イベントやセミナーから小規模なオフ会まで、直接出会う機会も実は増えていると言われています。

 何しろ、インターネットを効果的に活用すれば、自分の興味のあるイベントやオフ会を手軽に検索、参加することができますし、ネットを通じて告知のコストも下がった結果、主催者も比較的気軽にイベントを開催できるようになりました。そのため、仕事以外の場でも名刺交換をする機会が増えてきた、という人も多いのではないでしょうか。

 ただ、せっかくその場で名刺交換をしても、インターネット以前の時代と同様、その場の名刺交換だけで終わってしまっている人が意外にまだまだ多いようです。そこで、今回はオンラインのコミュニケーション手段を活用して、名刺交換を無駄に終わらせないためのポイントをご紹介したいと思います。

st_dw01.jpg 名刺を交換できたら有効に活用したい

名刺交換を無駄にしないための3つのポイント

  • 名刺交換後に自己紹介メールを送ろう
  • 自分の名刺を作ってみよう
  • ゆるく長いつきあいをしよう

名刺交換後に自己紹介メールを送ろう

 基本的な話のようで意外に実施されていないのが、名刺交換後のやり取りです。イベントやセミナーのような大勢の参加者がいる場で、一人一人と会話をできる時間というのはそれほど長くありません。短ければそれこそ数十秒、長くても数十分というところでしょう。

 インターネットが登場する前であれば、名刺交換のときに必死で自己紹介して相手に覚えてもらうのが重要だったかもしれませんが、今はメールやブログ、SNSなどを通じて後からゆっくりとコミュニケーションをとることができます。そこで、名刺交換をした相手の人に簡単な自己紹介メールを送ることを習慣にすることをお勧めします。

 メールであれば、自分のブログや自社のサービスにリンクを張って紹介するのも簡単です。名刺交換の際に言葉で説明するよりも、画面を見てもらった方が早いケースも多いでしょう。

 せっかくの面と向かって相手と話せる時間を、自分のアピールだけに使ってしまうのは勿体無いですし、あまり自分の話ばかりしていると相手にも嫌がられるかもしれません。最初から御礼兼自己紹介メールを送る予定でいれば、名刺交換の際は相手の話を聞く側にまわり、自分の細かい自己紹介は後からメールで送るという手もあります。

自分の名刺を作ってみよう

 特にブログを書いている方にお勧めなのが自分の名刺を作ることです。名刺交換というと、仕事以外のイベントの際にも仕事の名刺を交換する人がほとんどだと思います。ただ、普通の企業の名刺ですとインパクトも薄いので、簡単に相手に忘れられてしまいがちです。

 インパクトのある名刺であれば、後からメールを送った際にも思い出してもらえる可能性が高くなります。また、ブログを書いている人の場合、個人名刺にブログ名を書いておけば、相手がひょっとしたらあなたのブログを見ていて話が盛り上がるかもしれません。

 プライベートかオフィシャルかあいまいなシチュエーションでは、会社の名刺と一緒に2枚出すというのも手です。

 ちなみに、名刺を作るというと非常にお金がかかるイメージがあるかもしれませんが、最近は「Vistaprint.jp」のようなオンラインサービスを使えば、フルカラー名刺でもかなり安く印刷することができるようになってきています。

ゆるく長いつきあいをしよう

 人脈作りでよくある間違いの1つとして挙げられるのが、知り合いになった次の瞬間にその人脈を自分のために使おうとする人です。よっぽど会った瞬間に気が会えば、すぐその後に仕事の話に発展するケースもあるかもしれませんが、ほとんどの場合は違うでしょう。特に仕事以外のイベントやセミナーでの名刺交換であればなおさらです。

 当たり前の話ですが、名刺交換した相手を自分の「人脈」や「潜在顧客」とみなすのではなく、1人の新しい友人だということを意識しましょう。

 そういう意味では、良くある人脈術のように名刺交換した人に忘れられないうちに、すぐにランチやミーティングのアポイントを取って会うという手もありますが、相手のブログの読者になったり、SNSで友達リストに登録したり、年に1度程度でかまわないので“年賀状メール”を送ったりと、オンラインツールを使ってゆるく長いつきあいをするのも、気軽に実践できる一歩としていいのではないかと思います。

 もちろん、名刺交換後に誰にでもメールを送らなければいけないというものでもありませんし、メールの送りすぎはスパムになります。大勢の人と浅いつきあいをするよりも、少数の人と深いつきあいをする方が重要だという考え方もあるでしょう。

 ただ、インターネットはさまざまなコミュニケーションの手段を新たに提供してくれています。せっかくの出会いを名刺交換だけに終わらせるのはもったいないと感じる方は、少し名刺交換の仕方を変えてみてはいかがでしょうか。

筆者プロフィール 徳力基彦(とくりき・もとひこ)

NTT、ITコンサルを経て、現在はアリエル・ネットワーク株式会社プロダクト・マネジメント室マネージャ。ビジネスパーソンの生産性向上のためのソフトウェアの企画・開発やコンサルティング業務に従事するほか、グループウェアやブログ、仕事術などに関する執筆・講演活動を行っている。ブログは「ワークスタイル・メモ」と「tokuriki.com


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