PASMOのロボットに萌える日々 Biz.ID Weekly Top10:

東京で私鉄や地下鉄を使って通勤していると、見ない日はないのがPASMOのキャラクター。最近PASMO関連の記事を書いていたせいか、ここのところずっと、あのピンク色のロボットが気になってたまらない私です。

» 2007年03月27日 19時22分 公開
[吉岡綾乃,ITmedia]

 今週最も読まれた記事は、「ブレインストーミングを活発にさせる4つのツール」。この記事でも紹介したカードゲーム風ブレストツール「ブレスター」を編集部でも実際に使ってみよう、ということになったのだが、「はて、いまブレストが必要な案件ってなにかあったっけ?」とみんなで首をひねることに。「ブレストが必要なものを思い出すためにブレスターでブレストしようか」などと、かなり本末転倒な案まで出たのだった(さすがにそんな馬鹿なことはしなかったが)。

 ところで先週の日曜日、記者はPASMOとSuicaの相互利用開始セレモニーの取材に行った(3月18日の記事参照)。朝9時頃取材が終わり、帰ろうとしたところで非常に長い行列がゾロゾロと動き始めたのに目が留まった。「あれは何?」と思わず引き寄せられて聞いてみると、記念PASMOを買う行列。ちょうど販売が始まり、列が動き始めるところだったのだ。

 記念カードが発売されることは事前に知っていたので記者もちょっと欲しかったのだが、あまりの行列の長さに諦めた。後日、PASMO協議会が「その日の13時には売り切れた」とリリースを出したのを見たときは、あの長い行列を思い出して深く納得した(3月27日の記事参照)

 記念カードの図柄は、PASMOのロボットと、Suicaのペンギンが手をつないで空を飛んでいる図柄になっている。もともと空なんか飛べそうにないロボットとペンギンだからなのか、今にも落ちそうに不安定。この危なっかしさが、実にたまらなく萌え(?)る。

PASMO版(左)とSuica版(右)の相互利用開始記念カード

 そう、記念カードだけでなく、PASMOのロボットが記者は最近気になってたまらないのだ。名前も付いていないし、デザイナーの名前も分からないし、ポスターによっては勝手に反転して左手でPASMOをタッチしていたりするし、なんとも“ゆるい”感じ。しっかりと作り込まれた印象のSuicaペンギンとは対照的だ。

 名前がないなら勝手に付けようと、個人的には「ぱすもくん」と呼んでいるのだが(ゆるさを強調すべくひらがなにしてみた)、「やはり名前がないと……」と思っている人は多いようす。mixiのコミュニティなどを検索すると「PASMO君」「ロボット君」「(PASMO)太郎」「二郎」などと呼ばれていた。

 セレモニーの取材のとき、おみやげにぱすもくんの携帯ストラップをいただいたのだが、翌日の月曜日にYahoo! オークションを見たら「9300円」の高値が付いておりビックリ。一瞬売ってしまおうかという気もしたが、「かわいいぱすもくんを売り払ってしまうなんて良心が痛む!」と思い直し、そのまま手元で保護することにした。

取材のおみやげとしていただいた、ぱすもくんストラップとモバイルSuicaペンギンのハンカチ

 調べてみると、ストラップはPASMOの販促品として作ったもので、事業者によって運用は異なるが、基本的にはPASMOを購入した人のうち希望者に配っているようだ。

 あれから一週間が経ち、ぱすもくんストラップのヤフオク価格は500円程度に落ち着いた。周りには「とっとと売っちゃえばよかったのに」と言われるが、「いやいや、これでいいのよ」と記者は思っている。

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