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» 2009年01月24日 08時28分 UPDATE

シゴトハッカーズ:やめるキッカケを得る方法

何かをやめる決断をするには、自分のなかで古いやり方とやめたときの行動を比較することになります。どんな観点から比較をすればいいのか、チェックしてみましょう。

[大橋悦夫、佐々木正悟,ITmedia]

 今まで続けていた何らかの工夫や努力をやめるということは、やめた代わりに何かが得られるという期待があるのです。それはもっと楽な方法かもしれませんし、時間かもしれませんし、仕事の習慣自体を見直すチャンスかもしれません。

 いずれにせよ、「やめるタイミング」は二通り以上の行動を比較して、古い行動を削除するという決断を必要とします。そのような決断を行うには、次のような比較表があるとやりやすいでしょう。

代替の方法と比較してみる

一元化の努力
作業 必要時間  
メール → ラベル管理 15分 すべてをアウトルックなどで一元管理 計45分
年賀状 → 住所録に登録 10分
名刺 → 名刺管理ソフト 15分

 

一元化の努力をやめた場合
作業 必要時間  
メール → 返信と検索で対処 その都度 すべてをアウトルックなどで一元管理 やめる
年賀状 → 住所録を印刷 年末のみ
名刺 → 日付別にファイル もらったときに対応

やめるきっかけ

  • 毎日の45分の作業が負担になっている
  • 代替作業がイメージできる
  • ため込んだときにやる気がしなくなっている

 また、上記のように代替えの行動と比較するやり方のほかに、「やめた状態」そのものと比較してみることもできます。行動Aと行動Bを比較するのではなく、行動Aと何もしないことを比較するわけです。

「やめた状態」と比較してみる
デュアルディスプレイ やめた状態(シングルディスプレイ)
幅広い画面 制限の多い画面(デメリット)
つなぐ手間 つなぐ手間がなくなる(メリット)
注意が分散 集中できる(メリット)

やめるきっかけ

  • やめた状態と同じ環境での仕事をした際の成功体験(カフェ)
  • やめた状態でのデメリット評価
  • やめた状態でのメリット評価

筆者:大橋悦夫

大橋
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1974年、東京生まれ。ブログ「シゴタノ!仕事を楽しくする研究日誌」主宰。学生時代よりビジネス書を読みあさり、システム手帳の使い方やスケジュール管理の方法、情報整理のノウハウなどの仕事術を実践を通して研究。その後、ソフトウェアエンジニア、テクニカルライター、専門学校講師などを経て、現在は仕事のスピードアップ・効率アップのためのセミナーや研修を手がける。デジタルハリウッド講師。著書に『「手帳ブログ」のススメ』『スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術』『チームハックス 仕事のパフォーマンスを3倍に上げる技術』『そろそろ本気で継続力をモノにする!』『Life Hacks PRESS vol.2』『LIVE HACKS! 今を大切にして成果を5倍にする「時間畑の法則」』、近著に『成功ハックス』がある。

筆者:佐々木正悟

佐々木
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心理学ジャーナリスト。専門は認知心理学。1973年北海道生まれ。1997年獨協大学卒業後、ドコモサービスに派遣社員として入社。2001年アヴィラ大学心理学科に留学。同大学卒業後、2004年ネバダ州立大学リノ校・実験心理科博士課程に移籍。2005年に帰国。著書に、『スピードハックス』『チームハックス』のほか『ブレインハックス』『一瞬で「やる気」がでる脳のつくり方』『やる気ハックス』などがある。「シゴタノ!−仕事を楽しくする研究日誌」にて「心理ハック」を連載中。ブログ「ライフハックス心理学」主宰。


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