複数のWebサービスを使い始めたことで、逆にデータの置き場所がバラバラになってしまったら? 再び集約するキラーツールとして「Evernote」が使えるかもしれません。
大橋さん、佐々木さん、この半年、対談を続けてきて、担当編集の斎藤が強く影響されたのが、
なんです。昔はメモを可能な限りテキストデータ化してローカルHDDに保存するという、データの一元化を行っていたのですが、最近はもうダメ。アナログから各種デジタルツールまでバラバラになってしまっています。これを解決するための手法をもう一回振り返りたいのと、検索のためのタグについて、どう考えたらいいのかもう少し深めたいなぁと。自分自身についていえば、情報を下記のツールで整理してますが、
それぞれがどうもうまく連携していないので、Evernoteをあらためて使おうかと思っていたりします。
米Evernoteが提供するメモツール「Evernote」。Webブラウザ上でメモを取ったり閲覧できるほか、Windows版、Mac版、iPhone版、Windows Mobile版のクライアントソフトがあり、オフラインでの記入、閲覧も可能だ。Webブラウザへのアドオンを使い、Webページをキャプチャーしてメモとして保存したり、メールでのメモ投稿も行える。写真の中に写っている文字を認識して検索可能にする技術はEvernoteのウリの1つだが、残念ながら日本語には対応していない。詳細は、こちらの記事も参照のこと。Evernoteを核にした情報整理術ですね。僕自身もEvernoteは使い倒しているので気合が入ります。本当はiPhoneと連携させて……といった使用例もご紹介したいのですが、あいにくiPhoneは持っていないので、そのあたりは佐々木さんにフォローして頂きつつ、もちろんEvernote以外のツールにも言及しながら、斎藤さんの課題にお答えしていければと思っています。
ありがとうございます! どこからいきましょうか。斎藤の課題はまとめると、
情報整理というと、必ず「一カ所に集めましょう(一元化しましょう)」という結論にぶつかります。もちろん、それは目指すべき理想ですが、現実問題として思いついたことを可能な限り早く書き留めるためには、ツールやメディアやデバイスのことを気にしている余裕はありません。その結果、情報があちこちに分散することになってしまいます。これを防ぐためには、逆説的ですが入り口は何カ所かあってもいいことにして、その代わりに最終的には一カ所に集められるような仕組みを作ることです。
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