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» 2010年10月08日 09時30分 UPDATE

「職場がツライ」を変える会話のチカラ:「本当のプラス思考」を身につけよう (1/3)

自分自身が楽しく仕事ができなければ、周りのフォローもできません。職場環境が良くなり、前向きな仲間と仕事をすることで、結果的には自分にとって働きやすい環境ができます。今回は「自分」を中心に、前向きに仕事を楽しむポイントを伝えます。

[竹内義晴,Business Media 誠]

 これまでこの連載を通じて、「伝える」「褒める」「問いかける」「聞く」という4つのポイントを通じて、「会話のチカラ」を活用した働きやすい職場のつくり方をお知らせしてきました。これらは主に、「仲間のために」「職場のために」という視点でした。

 ですが、自分自身が楽しく仕事ができなければ、周りのフォローもできないという現実もあると思います。職場環境が良くなり、前向きな仲間と仕事ができるようになることで、結果的には自分にとって働きやすい環境ができることになるとはいえ、やはり「自分のために」がないとなかなか行動にはつながらないものです。

 そこで今回は「自分」を中心に、前向きに仕事を楽しむポイントを伝えます。

編集部からのお知らせ

リーダー層に加え、スタッフの皆さんでも、職場の雰囲気や環境、人間関係を改善し「自分にとって働きやすい職場」を作っていくために、すぐに実践できるヒントを記したのが、『「職場がツライ」を変える会話のチカラ』(竹内義晴 著)です。日常会話の具体的なポイントや注意点、実際に現場で行っていた、スタッフ全員のコミュニケーション力を高めるワークなども紹介しています。本連載では、同著の一部を加筆・修正し、掲載しています。


世の中の色は「めがね」の色

 日差しが強い日に外を歩くと、サングラスが欲しくなりますよね。サングラスにはいろんな種類があって、真っ黒なサングラスもあれば、茶色や青、オレンジなど、レンズの色もさまざまです。真っ黒なサングラスをかければ世の中は真っ黒に見えますし、茶色のサングラスだとセピア色の写真のように見えます。

 裸眼で見ていたときは色がついていなかった世の中が、サングラスをかけ続けていると、その色に慣れてしまい、だんだんと色がついていることが当たり前のように見えてきます。そして、世の中とはもともとこういう色だと思ってしまうんです。

 でも、サングラスをはずすと見える景色がまったく変わります。そして、世界がそういう色だったのではなく、自分が世界にそういう色をつけて見ていたことが分かります。

 これは「目に見える世界」に限ったことではありません。わたしたちは普段、心にもなんらかのめがねをかけて世界を見ています。

「心のめがね」を前向きに変えよう

 例えば、2人が同じ場所で1人のアイドルを見ているとしましょう。1人は「あの初々しさがかわいい」と思い、もう1人は「清純派を気取っているのが嫌い」と思っているとします。けれども、見ているのは同じアイドルです。

 この違いが生まれる理由は、2人が「違うめがね」をかけて、同じアイドルを見ているからです。そのアイドルの初々しく清純な感じを、1人は「良いもの」として見るめがねを、もう1人は「悪いもの」として見るめがねをかけているのです。

 この「めがねの種類」のことを「価値観」といいます。価値観は、これまでその人が見たり聞いたり、感じたりしてきた経験や知識などによってできています。

 もし、この「価値観というめがね」を前向きなめがねにかけかえることができたら、あなたの見ている世界も変わります。

無理やり「プラスに考える」のは難しい

 「プラス思考」という言葉が流行っています。「ポジティブシンキング」「前向きに考える」などと言い換えられることもあります。多くの書籍でも、その大切さが取り上げられています。

 けれども、どんなことでも「プラス思考をしなければならない」と思い、嫌なことも無理やりプラスに考えるのは、難しくはないですか?

 わたしは以前は、何かとネガティブに考えるタイプでした。しかし今は、自分でいうのも何ですが、ポジティブに考えるタイプに変わりました。といっても、普段から「プラス思考しなければならない」と考えているかというと、そうではありません。

 わざわざ「プラス思考をしよう」としなくても、自然とプラスに考えてしまう――。これが本当のプラス思考だとわたしは考えています。

 わたしたちの生活の中には、楽しいこともたくさんありますが、それと同じくらい悩みや問題もたくさんありますよね。それらを無理にプラスに考えようとしなくても、自然とプラスに考えられたらとても便利です。

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