リフィルやルーズリーフをスキャンして見開き表示する方法3分LifeHacking(2/2 ページ)

» 2012年12月05日 10時30分 公開
[舘神龍彦,Business Media 誠]
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見開きを見やすくするためのAdobe Acrobatの設定

 次にスキャニングしたファイルを見やすくするためにAdobe Acrobatを設定する。ポイントは2つ。プロパティと開き方だ。

 まずスキャンしたファイルを開き、メニューを[ファイル]→[プロパティ]とたどって、[開き方]のタブを開く。そしてページレイアウトで[連続見開きページ(表紙)]を選択して「OK」をクリックする。

 また[詳細設定]の[読み上げオプション]で、[綴じ方]の項目を[左]にしておく。

AdobeAcrobatのプロパティの画面。[ページレイアウト]を[連続見開きページ]にする。その後、[詳細設定]のタブで[綴じ方]を[左]にしておく

 プロパティ画面を閉じたら、メニューの[表示]から[ページ表示]の項目で[連続見開きページ]をチェックする。同時に[見開きページモードで表紙をレイアウト]にもチェックが入っているかどうか確認しよう。

AdobeAcrobatの表示の設定。見開きに見える用にする

 ここまでできたら、いったんファイルを保存してから綴じる。そして再び開けば、見開き表示になっているはずだ。

以上の設定を行っていったん保存し、もう一度開いたところ。見開きページがそのまま見られるようになっている

 ポイントは、プロパティと表示モードだ。仮に分からなくなっても、この2点をチェックすれば、元ファイルがきちんとスキャンされていれば見開き表示にするのは、難しくないはず。これらの設定をすれば、見開きで書いたシステム手帳のページがPC画面上でも再現できる。

ScanSnapの最新機種iX500。高速スキャニング性能とWi-Fi対応がウリだ

 このように、リフィルやルーズリーフはドキュメントスキャナとの相性が抜群だ。また、S1500やiX500といったScanSnapの他機種でも基本的には同じ手順でスキャニングして、AdobeAcrobatで見開き表示できる。とくにiX500の25枚/分という性能は、大量にノートをとる人にはありがたいだろう。手元に保管されているルーズリーフやリフィルなどがあればぜひこの方法でスキャンしよう。


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