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» 2013年09月12日 11時00分 UPDATE

田中淳子の人間関係に効く“サプリ”:「社外交流」は迷ったときの良薬――思わぬヒントが得られることも (1/2)

自身の役割が大きく変化したとき、迷いが生じたときなどには、社外の人との交流が助けになることがある。異なる視点からのアドバイスが解決の糸口になることも多い。

[田中淳子,Business Media 誠]

田中淳子の人間関係に効く“サプリ”:

 職場のコミュニケーションに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。「上司にこんなことを言ったら怒られるかもしれない」「部下には気をつかってしまうし」――。

 本コラムでは、職場で役立つコミュニケーション術をご紹介します。具体例を挙げながら「なるほど! こういうやり方があるのか」「これなら自分でもできるかもしれない」と感じてもらえるよう、筆者が見聞きした出来事をちりばめています。

 明日から……ではなく、いますぐに試すことができる「コミュニケーションのヒント」をご紹介しましょう。


 人見知りで内弁慶のため、30代まで「社外の人」との関わりを積極的には持とうとしなかった。誰も知らない人ばかりの勉強会。内容に興味があれば参加はする。でも、その後設定されている「懇親会」には出ず、そそくさと帰ってくる始末だった。

 40代になった頃、職場で自分の役割が大きく変化するという経験をした。それは必ずしも私にとってハッピーな出来事ではなかった。不安や不満が心を占め、このままでは精神的によくない状態になるなと予感した。

 そんな時、1冊の本を読んだ。興味深い内容だった。この著者に逢ってみたいと考え、つてを探して会いに行った。以前なら考えられない積極的な行動だ。初対面の時は緊張したが、社外の人と会うのは新鮮な刺激を受けられるものだと実感した。

 この出来事を境に積極的に社外の人と関わるようになってきた。もちろん劇的に変化したわけではなく、少しずつ関係を広げるだけではある。勉強会に参加したら、参加者に話しかけてみる。懇親会に誘われたら、とりあえず参加してみる。そうやって徐々に社外に知り合いが増えた。

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 同じ職場に20年以上いると、勤務先で、あるいは、自分の職種において「当たり前」になっている固有のフィルターを介して物事を見たり判断したりしてしまう。「当たり前だ」「知っているだろう」と思う言葉や考え方が実は社外の人には通じないことなど日常茶飯事だし、他者の語る言葉について今度は自分がその根底にある考え方を理解できないということもある。「いかに自分が狭い範囲でものごとを捉えているか」と思い知らされるのは、自社の人間との会話より、他社の人との対話の時だ。

 社外の人との会話というのは、利害関係が少ない間柄だからこそ語れる本音を吐露できる場合もある。社外秘の情報は別として、同年代、同性、同じポジションならではの悩みを共有できることもある。意外な視点からのアドバイスや指摘、時には厳しい言葉に助けられることだってある。

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