スマホのカメラで名刺を撮影すると、オペレーターが手入力で正確にデータ化してくれる「すごい名刺管理」。空いているときは3分くらいでデータ化が完了する。
名刺特集の第1回で、多少時間はかかるものの人の手入力による(人力OCR)正確な名刺データが得られる「Eight」を、第2回で正確さには欠ける場合があるものの約5秒という短時間(自動OCR)で名刺データが得られる「CamCard」を紹介した。
第3回で紹介するのは、この人力OCRと自動OCRを選べる「すごい名刺管理」だ。
名刺をスマホのカメラで撮影すると、人の手入力による正確な名刺データが得られる。筆者が試したところ、なんと名刺を撮影してから約3分ほどでテキストデータに変換された(4月16日22時台、4月17日13時台に試した場合)。2013年のゴールデンウィーク前に試した時は、データ化のオーダーが集中していたためか1週間以上かかってしまったが、空いているとすぐデータ化されるようだ。
ここで生成されるデータは氏名、フリガナ、会社名、部署、役職、電話番号、メールアドレス、所在地などの基本項目で、企業サイトのURLなどといった特殊な項目を人力でデータ化するのにはお金がかかる。
読み込みには1枚につき20ポイントが必要で、1枚あたり10ポイントを使うとデータ化を優先してもらえる。このポイントは、100ポイント100円の「お手軽パック」、525ポイント500円の「ワンコインでお得パック」、1100ポイント1000円の「まとめてがっつりパック」が用意されている。
人力OCRが混み合っていて時間がかかり、それが待てない場合は自動OCRを使うこともできるが、筆者が試した限りではわりと誤入力が多かったので、修正の手間をかけたくない人にはおすすめできない。
すごい名刺管理にもEightと同様、メッセージをやり取りできる「チャット」機能がある。また、名刺を撮影した場所を記録してくれるので、出先ですぐにデータ化する習慣がある人なら、交換した場所に紐付いた情報を思い出すのに役立つだろう。
このアプリの特徴は、ほかのユーザーとつながることに重きを置いたアプリである点だ。アドレス帳やFacebookからユーザーを探せるだけでなく、スマホの位置情報を利用して近くにいる人とデータで名刺を交換することができる。
「知りあいかも」という項目もあり、当該ユーザーの名刺を持っている別のユーザー、当該ユーザーのアドレス帳に含まれている別のユーザー、当該ユーザーと会社名が同じユーザーが表示される。
自分のプロフィール名刺は「フリック(名刺交換)」で近くの人と交換することもできる。もうすこしデジタル名刺の文化が広まれば、名刺を切らしてしまったときなど役立ちそうだ。
なお、読み込んだデータは端末内のアドレス帳との同期には対応しておらず、アプリ内で管理する仕様だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.