デスクの中に眠っている名刺の束、あなたの代わりにスキャンします――。名刺管理サービス「Eight」を提供するSansanが、手間なく安価に名刺のスキャンを代行するサービスを開始した。
毎日ちゃんと整理したい――。こう思いながらも、なかなか定着しないのが名刺のデータ化だ。
今や、スマホのカメラで手軽に取り込めるのに、ついつい先延ばしにしてしまって机の中には名刺の束が山積みに。それを見て「もういいや」と諦めるのがパターンになっていないだろうか。
「だれかが代わりに取り込んでくれればいいのに」――。そんな声に応える新サービスを開始するのが、名刺管理アプリ「Eight」で知られるSansanだ。
Eightは、簡単操作で正確な名刺情報を登録できる名刺管理サービス。スマホのカメラで名刺を撮影すると、名前や住所、電話、メールなどの情報が自動でテキスト化され、人の目によるチェックを経て登録される。ユーザーは正確な名刺情報をスマホやPCで利用することが可能だ。
Sansanが新たに“スマホで取り込むのすら面倒”という忙しいビジネスパーソン向けに提供するのが、訪問型スキャン代行サービスと郵送型スキャンサービスだ。
訪問型スキャン代行は、会社にスキャンのプロを派遣し、たまった名刺を一気に取り込んでEightで使えるようにするサービス。郵送型スキャンは、Eightに登録したい名刺を郵送で受け取り、データ化して返却するサービス。いずれもユーザー自身が面倒な取り込み作業を行うことなく、“呼ぶだけ”“送るだけ”で名刺をデータ化できるのが便利な点だ。
訪問型スキャン代行の価格は23区内に限り交通費無料で、名刺500枚の取り込み作業代が2700円(キャンペーン価格)、郵送型では同じく名刺500枚の取り込み作業代に発送パック・送料・編送料込みで1997円(キャンペーン価格)となっている。
外出先で仕事をするついでに名刺を取り込みたい――。こんなビジネスパーソンのニーズに応えるサービスも強化する。
Sansanはこれまで、東京・渋谷のコワーキングスペース4店に高速スキャナを設置し、仕事の合間に名刺をデジタル化できる場を提供してきた。同社は2014年中に、全国50カ所以上のコワーキングスペースにスキャナを設置する取り組みを進めており、合わせて賛同するパートナーも募集中だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.