「〜ばっかり! 」とネガティブなニュアンスに――“always doing”もしもネイティブが中学英語を教えたら

もしもネイティブが中学英語を教えたら? 今回は、副詞“always + 現在進行形”について勉強しましょう。

» 2014年09月29日 05時00分 公開
[デイビッド・セイン,Business Media 誠]
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連載「もしもネイティブが中学英語を教えたら」について

本連載は、デイビッド・セイン著、書籍『もしもネイティブが中学英語を教えたら』(アスコム刊)から一部抜粋、編集しています。

あなたが学校で習った英語、実は、ネイティブが使っているものとは、ちょっと違うのをご存じですか? 例えば、

 ・現在進行形は、現在行っていることだけをいう表現ではない。
 ・“could”は“can”の過去形としてほとんど使われない。
 ・“may”はほぼ死語。
 ・ネイティブは関係代名詞をほとんど使わない。

こういうものが、まだまだあるのです。

この本では、英語そのもののニュアンスをネイティブがていねいに説明します。学校では教わらなかった英語の本質を理解できますから、ネイティブにちゃんと伝わる英語が使えるようになりますよ。


“She’s always complaining.”を、日本語訳すると?

中学英語ではこう習う

彼女はいつも文句を言っている。


ネイティブならこう教える!

彼女はいつも、文句ばかり言っている。


ココがPOINT!

「〜ばっかり!」とネガティブなニュアンスになる“always doing”

現在進行形と一緒に“always”が使われている文、よく見ますよね?

“She's always complaining.”を「いつも文句を言っている」と訳していたかもしれませんが、ネイティブの感覚だと、これは「いつも文句ばかり言っている」と苛立ちが表れたフレーズになります。

【always + 現在進行形】は「いつも〜している」ではなく、「いつも〜ばかりして(嫌だ)」というネガティブなニュアンスになると覚えておきましょう。「明らかに不満を感じている」フレーズなので、使うときには注意してください。


練習問題

1. 「彼はいつも私に怒ってばかりいる。」

“He’s always getting mad at me.”

 いつも自分に対して怒ってばかりいる相手に対する、不満のフレーズになります。“get mad”で「怒る」です。


2. 「あなたはいつもゲームばかりやっている。」

“You’re always playing games.”

 “play games”で「ゲームをする」、感情を表す動詞ではありませんが、非難めいた口調になります。


3. 「あなたはいつも自分の話ばかりしている。」

“You’re forever talking about yourself.”

 “always”だけでなく、“forever(いつも)”のような単語もよく現在進行形と一緒に用いられ、「いつも〜ばかりしている」という意味になります。

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