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» 2014年10月09日 07時00分 UPDATE

仕事耕具:撮って5秒で完全デジタル化、商談共有もOK――そんな名刺管理サービス、試してみたくない? (2/2)

[後藤祥子,Business Media 誠]
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 中小企業でも導入しやすいよう、利用料金が安価なのもウリの1つ。一番安いコースの「entry」は1IDあたり月額500円で、10人までのメンバーが名刺を無制限に登録でき、人の手による名刺のチェック機能を1カ月10枚まで利用できる。月額利用料は、チェックする枚数や利用人数に応じて異なり、1IDあたり月額1200円の「standard」(名刺登録枚数と利用者数は無制限、名刺のチェック枚数が20枚/月まで)、1IDあたり月額2000円の「professional」(名刺登録枚数と利用者数は無制限、名刺のチェック枚数が50枚/月額50枚)も用意される。

 なお、名刺のチェック機能は使えないものの、3人までのメンバーが1カ月20枚までの名刺をクラウドに保存でき、一通りの管理機能も使える無料版も提供されるので、コストをかけずに試すことも可能だ。

Photo 多額のコストをかけずに導入できる

個人向けサービスも進化

 CAMCARDは個人向けのスマホアプリもリリースされており、このほど最新バージョンがリリースされた。

 新バージョンは操作性や視認性が改善したほか、SNSとの連携を強化。FacebookやTwitter、Google+、Linkedinとの連携が可能になった。名刺データの交換は、QRコードや名刺レーダーを使った複数名との交換に対応。また、異動や転職で自分のプロフィール名刺を更新すると、その情報を登録ユーザーに通知する機能も実装した。

sa_cc2808.jpgPhoto 更新したプロフィール名刺の情報を登録ユーザーに通知する機能はCAMCARD BUSINESSにも実装される


競合する名刺ソリューションに対する強みは

Photo 提携を発表したキングソフトの翁永飆氏とINTSIG 創業者のマイケル・ゼン氏

 CAMCARD BUSINESSを提供するのは、安価なオフィス互換ソフト「KINGSOFT Office 2013」や無料のセキュリティ対策ソフト「InternetSecurity 2015」、企業向けグループチャット「WowTalk」などのビジネスソリューションで知られるキングソフト。同社はCAMCARDを開発するINTSIG(イントシグ)と日本国内の製品販売についての独占的総代理店契約を結び、今後は日本市場に最適化した製品の開発と販売で協力していく方針だ。

 修正いらずの名刺データが得られ、顧客管理が可能な名刺管理サービスといえば、日本ではSansanの製品が有名だ。同社は個人向けサービスとして「Eight」、企業向けサービスとして「Sansan」を提供している。

 SansanとCAMCARDの大きな違いは、大きく3つある。自動OCR機能の有無と人力OCRの料金、人力OCRにかかる時間だ。

 Sansanは人の目と手を介した人力OCRを無料で提供しているがデータ化には数日かかり、自動OCR機能は備えていない。つまり、無料で精度の高い名刺データを得られるが、アプリからタップで電話をかけたりメールを起動したり――といったデータ化による恩恵を受けられるのは、撮ってから数日後になる。

 CAMCARDは人力OCRに別料金がかかるものの、お金を払えば遅くとも5分後には正確な名刺データが得られる。また、自動OCR機能を備えているので、多少の修正が必要なケースもあるとはいえ、コストをかけずに“スマホのカメラで撮ってすぐ”データ化の恩恵を受けられる。

 顧客管理機能は現状、先行するSansanのほうが豊富だが、キングソフト 代表取締役社長の翁永飆(おうえいひょう)氏はCAMCARD BUSINESSの優位性について「スマホで撮ってすぐ高精度のデータが得られるという強みを持ちながら、500円/1IDからという安価な価格で顧客管理サービスを備えた名刺管理サービスを提供している」点を挙げている。また、SansanにあってCAMCARD BUSINESSにはない顧客管理機能についても、早期のキャッチアップを目指すとし、翁氏は「来月くらいで追いつきたい」と意気込む。

 「名刺を管理しているだけでは、ビジネスの価値は生まれない。人と人との関係が近づくようなサービスにしていきたい」というのが翁氏の考え。名刺管理を切り口に、より取引先との関係を深め、ビジネスの発展につながる機能を実装すべく開発を進めているという。

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